資料の紹介
F1は世界最高峰のモータースポーツだ。2022年は10チームが参加し、世界20カ国で全22戦の開催が予定されている。F1の特徴は、世界最高レベルのドライバーとエンジニアがチームで戦うレースであることだ。エンジンや車体、空気力学、データ分析など様々な分野の専門家が参加するエンジニアリングの実験場でもある。
事実、レースカーはセンサーの塊だ。搭載された数百のセンサーから温度や圧力、コース位置、横方向や縦方向の加速度などのデータがリアルタイムに収集され、ビットやコース脇の技術者、さらにはコースから遠く離れた国の開発拠点まで送られる。そして、進行中のレースにすぐにフィードバックされたり、車体やエンジンの開発・設計に活用されたりする。
本動画は、F1チームとして日本でも人気の「マクラーレン・レーシング」のデータサイエンス担当者へのインタビューだ。レース前/中/後の仕事ぶりや、どのようなデータをどのようなツールで分析しているのかなど、なかなか表には出てこない貴重な情報が語られており、F1ファンでなくとも一聴に値する。もちろん、世界最高レベルのデータ分析の取り組みは一般企業でも大いに参考になるだろう。