資料の紹介
最近のほとんどのモータードライブ回路システムでは、PWM(Pulse-Width Modulation、パルス幅変調)で周波数と電圧を変調し、インバーターであるVFD(Variable Frequency Drive、可変速ドライブ)を介してモーターを制御する。多くは、電力をモーターにとって最適な三相で出力する三相ACモーターの形で使われている。
三相ACモーターには、ACインダクションモーター、ブラシレスDCモーター、永久磁石同期モーターなど、さまざまな種類がある。それぞれの特長を生かした製品を開発する際には、インバーターの入出力やセンサーを使用した測定を行う。しかし、PWMで変調された波形をオシロスコープで測定することは難しく、相応の知識と技術が必要だ。
本資料は、オシロスコープによるインバーター/モータードライブ回路の入力、出力などを安定的かつ正確に測定するための手法を解説した入門書である。PWMやVFDの基礎知識から、オシロスコープのプローブの選定やセットアップ方法、可変速ドライブ回路の電気的・機械的測定方法まで、三相モーター開発に必要なさまざまな手法を学ぶことができる。