資料の紹介
ビジネス環境が急速に変化する昨今、個々のプロジェクトの成功がビジネスの成否をかつてないほど大きく左右する時代に突入したと言える。プロジェクト管理手法も進化を遂げているが、その一方で、プロジェクトマネジャーを支援する「PMO(プロジェクト管理オフィス)」の多くは、旧態依然の体制で業務をこなしている。
実際、ガバナンスと管理に偏った仕事をしているPMOは少なくない。リポートの統合や、プロセスと構造の順守、プロジェクトマネジャーの批判に時間を費やしている。こうしたPMOはアジャイルの意義を認めず、事業の全体計画、キャパシティーと機能のモデリング、リスク分散を考慮したビジネスの方針決定といった、本来の責任を果たしていない。
本資料では、めまぐるしく変わる現在のビジネス環境下で求められるPMO(プロジェクト管理オフィス)像を紹介し、PMOが果たすべき役割を、「緩衝材」「指導者」「変化の推進者」の3つの立場から概説する。プロジェクト単体の視点でなく、ビジネスを重視して最適なROI(投資利益率)を確保するために、PMOが何をすべきか説いている。