直井研究員(以下、直井):所長~。やりました!私、分かっちゃったんです。

平野所長(以下、平野):どうしたの?今日は朝からテンションが高いね。

直井:これは世紀の大発見です。

平野:それは気になるね。早く言ってごらん。

直井:メールって文字情報の集合体ですよね?

平野:そうだね。テキスト形式で送る場合は完全に文字だけの情報だ。

直井:誰が書いても同じ、温かみを感じないものになりがちです。でも、気持ちを込めて言葉を選ぶと違うものに変化するんです。書き方ひとつでメールが冷たくなったり温かくなったりします。

平野:確かにそうだ。「ありがとうございます。」「よろしくお願いいたします。」というひと言を書くかどうか。それだけでも印象が違うね。

直井:メールは書き方次第で印象まで大きく変わるんです!文字の組み合わせによって新たな化学反応が生じます。

平野:なるほど。それで?

直井:え……これで終わりですが。

平野:え?これが世紀の大発見!?それなら私がいつも言っていることじゃないか。

直井:所長がよく言っていることではありますが、あらためて思ったんです。メールは、情報伝達手段でありコミュニケーション手段であると同時に、印象形成という別の顔もあるなって。これって重要なことですよね。

平野:そうだね。仕事を進める上で正しさは重要だ。でも、正しく伝えることができても印象が悪ければコミュニケーションはうまくいかないね。配慮や気遣いが感じられると印象はいい。その印象の良さがコミュニケーションを円滑にする。

直井:その「正しさ」って不思議なんです。時と場合で変わりますよね。今日は私なりに考えてみました!所長、聞いてください。

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