中部電力はアプリケーションの開発・実行環境となる「PaaS」を自営のクラウド上に整備する“プライベートPaaS”として構築した。この環境をユーザー部門に開放することで、柔軟なアプリ開発を促し、システム部門が基幹系システムの改修など専門性の高い業務に専念できるようにした。

 中部電力は、ユーザー部門がWebアプリケーションをノンプログラミングで開発できる環境を整備した(写真)。この開発環境はプライベートクラウド上に構築したので、“プライベートPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)”といえる。

写真●中部電力の本社ビル
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 2014年3月から月1回のペースでユーザー部門向けの説明会を開催し、「本格的にグループ全体への展開を図っている」(中部電力 情報システム部共通基盤グループの浦野隆好課長)。

三つの問題を全て解決

 中部電力はユーザー部門にPaaSを活用させることにより、業務アプリケーション開発の現場にあった問題の解消を狙う。それまでユーザー部門は業務アプリの開発に当たって、大きく三つの問題を抱えていた。「予算確保が必要」「承認に手間がかかる」「開発に時間がかかる」である(図1)。

図1●業務アプリの開発はユーザーに任せる中部電力の「プライベートPaaS」
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