写真1●アサヒグループ本社ビル
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 アサヒグループホールディングスは、グループ経営の強化を目的にシステム統合に着手。2012年にグループ共通のITインフラを構築し、2015年中に基幹業務のアプリケーションを共通化する。2015年1月には、酒類、飲料の中核事業会社4社全てが共通のアプリケーションを利用。事業会社の枠を越えて連携する生産・物流業務でも、リアルタイムで情報を一元管理できる。

 「カルピスが2015年1月からシステムを利用し始めれば、アサヒグル―プホールディングス(以下、アサヒグループ)傘下の酒類、飲料の中核事業会社4社全てが同じ生産、原価、販売管理システムを利用することになる」(アサヒグループIT部門ゼネラルマネジャーの知久龍人氏)。アサヒグループは2014年1月、酒類、飲料のグループ事業会社が使う生産、原価、販売管理システムを統合した(写真1)。

 酒類事業会社のアサヒビールとニッカウヰスキーが2007年から使用してきたシステムを機能強化し、飲料事業会社のアサヒ飲料もこのシステムの利用を始めた。ここにカルピスが加わる。システム統合は、富士通や新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)、キヤノンITソリューションズが支援した。

 知久氏は、生産、原価、販売管理システムを統合した狙いを、「グループのシナジー効果を最大限引き出すため」と説明する。もちろん、これまでグループ事業会社が個別に構築・運用してきたシステムを統合することで、運用・保守に要するITコストも削減した。「限られた投資で、コストを下げながら統合効果を上げている」(知久氏)。

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