米コムボルト(CommVault)は、データバックアップソフト「CommVault Simpana 10」を開発/提供しているベンダーである(関連記事:ビッグデータ時代だからこそ、「データの棚卸」に真剣に取り組むべき)。多機能型のソフトであり、バックアップデータ容量に応じて課金するライセンス体系を採用している。

 2014年8月5日には、中小企業のニーズに合わせて、エンドポイントのバックアップ機能やメールアーカイブ機能といった個別の機能ごとに、独立して購入できるようにした。これに合わせて日経コンピュータは、会長兼CEOのボブ・ハマー氏に、データバックアップ需要の動向を聞いた。

(聞き手は日川 佳三=日経コンピュータ


他社製品との違いは。

写真●米コムボルトで会長兼CEO(最高経営責任者)を務めるボブ・ハマー氏
[画像のクリックで拡大表示]

 米コムボルトの前身は旧AT&Tであり、1996年にこれから独立する形で設立した。ところが、AT&Tから受け継いだ技術には全く価値が無かった。ユーザーの需要に合致していなかったのだ。このため私たちは、現代に見合った新しいソフトを一から設計した。Simpanaは1990年代後半に設計された新しいソフト製品であり、負の遺産を引きずっていない。ここが他社との一番の違いだ。

 Simpanaの設計に当たって想定したことは二つある。今後データが爆発的に増えることと、物理的に離れたデータセンターなどに対してIT資源やデータが分散配置されるようになることだ。これらの想定に立ってアーキテクチャーを設計したことで、ユーザーの需要に合わせて機能を実現したり、ユーザーのイノベーションを先取りした機能を実現したりすることが容易にできるようになった。

 特徴は大きく二つある。一つは、多種多様なOS環境やストレージ機器を利用できること。市場にある製品群を、幅広くタイムリーにサポートしている。例えば、データベース製品であれば、MySQLやPostgreSQLのようなオープンソースからSAP HANAのようなエンタープライズ向け製品まで、幅広くサポートしている。各社のストレージが備えるスナップショット機能も、これらを使うために別途スクリプトを記述する必要がなく、Simpanaからそのまま利用できる。

 もう一つの特徴は、単一のソフトウエア製品でありながら多機能であること。他社であれば複数の製品を組み合わせなければ実現できない機能群を一つの製品(Simpana)だけで実現できる。しかも、これらの機能群はすべて管理コンソールから同様のUI(ユーザーインタフェース)で使うことができる。

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。