矢野経済研究所は、国内クラウドファンディング市場に関する調査を実施した。それによると、2014年度の市場規模は前年度比 59.5%増の197億1200万円に拡大。2015年度には、同43.9%増の283億7300万円に達すると予測した。

出所:矢野経済研究所(2015年8月発表)

 今後法整備が進められて、ネット証券が参入できるようになれば、さらに市場規模は拡大するとしている。

 同社は、収集したデータを基に、クラウドファンディングを「購入型」「寄付型」「投資型(ファンド型)」「貸付型(ソーシャルレンディング)」の4種類に分類して、それぞれの支援額を推計した。

 それによると、貸付型が約156億円で全体の79.2%を締め、購入型が約20億円、投資型が約19億円、寄付型が約1億円という結果となった。なお、購入型は支援額ベースでは10.2%だが、参入企業数は最も多い。

出所:矢野経済研究所(2015年8月発表)

 今後は投資型が新規参入事業者の増加などで大きく拡大するとしており、購入型、貸付型も拡大基調をたどる。一方寄付型は、年々規模が縮小していくという。

 一方で、クラウドファンディングを扱う企業は、100社程度存在すると指摘した。専業事業者は約40社、専業事業者のプラットフォームを利用してWebサイトを開設している企業や自治体が約60あるという。