ガートナー ジャパンは、日本企業のパブリッククラウドおよびプライベートクラウドへの取り組みに関して、2015年3月に調査を実施。その時点でのクラウドサービスの採用状況を集計し、結果を発表した。

出所:ガートナー ジャパン(2015年3月調査)
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 クラウドサービスの種類別の採用状況では、日本企業の採用率が最も高かったのはSaaSで、全体の28%の企業が導入していることが分かった。

 続いてプライベートクラウド(23%)、ホステッドプライベートクラウド (18%)、PaaS (16%)、IaaS(15%)、ハイブリッド(12%)、デスクトップ (10%)の順となった。同社は「クラウドの採用率は14年には足踏み感があったが、15年に入って急速に高まった」と解説している。

 一方で、依然として「どのクラウドを選ぶべきか」「どうやってクラウド化すればよいのか」といった基本的な問い合わせが多く寄せられており、「多くの企業が、いまだに手探りの状況にある」とも指摘している。

 今回、IaaSで期待する稼働率についても調査した。4割を超える企業が「稼働率99.999%でなくてもよい」と回答。日本では、業務システムは絶対に止まってはならないという暗黙の認識が根付き、クラウド導入の妨げになっていたが、最近はクラウドの実態に即した運用を考える利用者が増えた、と同社は見ている。

出所:ガートナー ジャパン(2015年3月調査)