GMOインターネットの「Z.com Cloud ブロックチェーン」は、ブロックチェーンを活用したアプリケーションを構築するためのPaaS型クラウドサービスである。ブロックチェーンのコア技術として「イーサリアム(Ethereum)」を使っており、イーサリアムを使ったアプリケーションを構築できる。

Z.com Cloud ブロックチェーンの概要
(出所:GMOインターネット)
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 APIを介してブロックチェーンの機能を利用できる。もともとのイーサリアムには、業務アプリケーションの構築にあたって障壁となる特徴として、記録データがすべてのコンピュータ(ノード)にオープンになる点や、利用にあたって仮想通貨による手数料が必要になる点などがある。PasSクラウドでは、こうした障壁を取り除き、イーサリアムを活用しやすくしている。

 Z.com Cloud ブロックチェーンの特徴の1つは、アクセス制御ができることである。記録データがすべてのコンピュータにオープンになるという課題に対し、ブロックチェーンと並列して機密情報を保管するデータ格納ストレージを設置する。このデータ格納ストレージに保存した情報は、権限を持つユーザーだけが閲覧できるようになる。

 もう1つの特徴は、イーサリアムを活用したアプリケーションサービスを利用する際に必要になるトランザクション手数料(仮想通貨)を、アプリケーションサービスの運営者が、サービスの利用者の代わりに支払えること。仮想通貨を保有することなくアプリケーションサービスを利用できるようになるので、ブロックチェーンを活用したサービスが普及しやすくなる。

 価格は、初期費用と月額費用が無料で、使ったぶんだけ従量制で課金する。データ保存料とデータ転送料、仮想通貨(ETH)使用料がかかる。

Z.com Cloud ブロックチェーンの概要
用途と機能ブロックチェーンを活用したアプリケーションを構築するためのPaaS型クラウドサービス。ブロックチェーンのコア技術として「イーサリアム(Ethereum)」を使っており、イーサリアムを使ったアプリケーションを構築できる
特徴■ブロックチェーンと並列して機密情報を保管するデータ格納ストレージを設置することにより、データ格納ストレージに保存した情報は、権限を持つユーザーだけが閲覧できるようにできる。すべてのデータをオープンにしなくて済む
■イーサリアムを活用したアプリケーションサービスを利用する際に必要になるトランザクション手数料(仮想通貨)を、アプリケーションサービスの運営者が、サービスの利用者の代わりに払うことができる。仮想通貨を持たなくてもアプリケーションを利用できる
事例
(オープンソース
として公開)
■「医療機関カルテ共有システム」(医療カルテの情報共有を可能にするシステム)
■「トークントレーダー」(取引所構築システム)
■「地域トークン」(地域ポイントの発行・運用ができるシステム)
■「転売抑止チケット」(不正転売の抑止とチケットレス化を実現するシステム)
■「KYC」(本人確認を簡単・スピーディーに行えるシステム)
■「Pay@Table」(店員を呼ばずにテーブル会計ができるシステム)
価格(税別)データ保存料は、1Gバイトあたり30円(1カ月間保存した場合)
データ転送料は、1Gバイトあたり13円
仮想通貨(ETH)使用料は、仮想通貨(ETH)あたり3000円
価格(税別)データ保存料は、1Gバイトあたり30円(1カ月間保存した場合)
データ転送料は、1Gバイトあたり13円
仮想通貨(ETH)使用料は、仮想通貨(ETH)あたり3000円
発表日2018年1月22日
提供開始日2018年1月22日