インターネットイニシアティブの「IIJセキュアWebゲートウェイサービス」は、Webアクセスを安全にするWebプロキシーゲートウエイ機能をクラウド型で提供するサービスである。URLフィルタリングやウイルス対策などを提供する。ユーザー企業は、Webアクセスの経路を同サービスを利用するように設定することで、インターネットへのWebアクセスの危険性を減らすことができる。
直近では、標的型攻撃対策への対応として、アプリケーションの脆弱性を突いた攻撃コードや未知のマルウエアなどを検知するサンドボックス機能をオプションとして用意した。サンドボックス製品は非公開だが、個々のサンドボックス環境は日本語のWindows OSと日本語のアプリケーションで構築してあるという。さらに、サンドボックスによる動的解析に加え、コードの静的解析も行う。
IIJでは、クラウド型のメール中継サーバー(メールの入り口となるサーバー)である「IIJセキュアMXサービス」においても、2015年10月にサンドボックスオプションを提供している。今回、メールと並んで標的型攻撃のマルウエア侵入経路として一般的なWebアクセスに対しても、メール同様にサンドボックスを用意した形である。
IIJセキュアWebゲートウェイサービスの概要
用途と機能 | Webアクセスを安全にするWebプロキシーゲートウエイ機能をクラウド型で提供するサービス |
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使い方 | Webアクセスの経路を同サービスを利用するように設定する |
提供する機能 | URLフィルタリングやウイルス対策など |
直近の機能 | 未知のマルウエアをサンドボックスで検知するオプション機能「サンドボックスオプション」を用意した |
価格 | 利用端末数に応じた個別見積もり。最低利用期間は1カ月 |
発表日 | 2016年2月1日(サンドボックスオプション) |
提供開始日 | 2016年2月1日(サンドボックスオプション) |