ネットジャパンの「ActiveImage Protector 2016 Linux Edition」は、Linuxのディスクイメージを丸ごとバックアップするソフトである。Red Hat Enterprise Linux(RHEL)およびCentOS上で動作する。前回のバックアップからの差分だけを抽出してバックアップする増分バックアップが可能。リストア時には、一括リストアのほか、マウントしたディスクイメージからファイル単位でデータを取り出せる。
現行版での強化点の1つはスケジュール機能である。具体的には、1つのバックアップタスクに対して複数のバックアップスケジュールを設定できるようにした。もう1つの大きな強化点は、複数のバックアップイメージからボリューム単位でデータを取り出し、1台のリストアイメージを作れるようにしたこと。例えば、サーバーAのボリュームAとサーバーBのボリュームBを組み合わせてリストアできる。
新版ではこのほか、RHEL 7(CentOS 7)の標準ファイルシステムであるXFSのバックアップ/リストア機能を強化した。XFSのデータボリュームだけでなく、XFSのシステムボリュームに対しても使用済みのセクターだけをバックアップできるようにした。従来版では、システムボリュームは未使用セクターを含めてバックアップする必要があった。
ActiveImage Protector 2016 Linux Editionの概要
用途と機能 | Linuxのディスクイメージを丸ごとバックアップするソフト |
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主な特徴 | 前回のバックアップからの差分だけを抽出してバックアップする増分バックアップが可能 リストア時にはマウントしたディスクイメージからファイル単位でデータを取り出せる |
現行版での主な強化点 | 1つのバックアップタスクに対して複数のバックアップスケジュールを設定できる 複数のバックアップイメージからボリューム単位でデータを取り出し、1台のリストアイメージを作れる |
稼働OS | Red Hat Enterprise Linux(RHEL)、CentOS |
1ライセンス当たりの価格(税別) | ■1~4ライセンス購入時:10万8000円 ■5~9ライセンス購入時:10万1700円 ■10~24ライセンス購入時:9万5100円 ■25~49ライセンス購入時:8万5800円 ■50~99ライセンス購入時:7万5800円 ■100ライセンス以上:要問い合わせ ■ソフトウエアを収録したメディアキット:3000円 |
発表日 | 2016年2月10日 |
出荷日 | 2016年2月10日 |