イノベーション・ファームの「Secure Explorer」は、秘密分散技術を用いたファイル管理ソフトである。ランサムウエア対策を主な目的としている。分散保存によって手元にファイルの実態がなくなるため、ランサムウエアによって暗号化されたり消去されたりすることがなくなる。

Secure Explorerの概要
(出所:イノベーション・ファーム)
[画像のクリックで拡大表示]

 Windowsのエクスプローラに似た画面でファイルを操作できる。ファイルを保存する際には秘密分散技術によって3分割し、それぞれの欠片(かけら)をクラウドストレージやUSBメモリーなどに保存する。反対に、ファイルを開く際には、ファイルアイコンをクリックすれば、分散保存先からファイル群を持ってきて復元する。

 3つに分割した欠片のうち2つが揃っていれば、元のファイルを復元できる。ハードディスク障害などによって1つの欠片にアクセスできなくなっても、元データを復元できる。反対に、セキュリティ事故によって1つの欠片が漏えいしても、1つの欠片だけでは元データを復元できない。

 分散保存先として利用可能なストレージは、ハードディスク、USBメモリー、クラウドストレージ(Microsoft Azure Blob StorageまたはAmazon S3互換ストレージ)、SFTPサーバー、である。

 さらに、ファイルの分散保存先として、Skeedのファイル転送ソフト「SkeedSilverBulletProtocol」(SSBP)と連携できる。これにより、遠隔地同士で大容量ファイルを安全に受け渡せるようになる。この使い方では、送信者と受信者がともにSecure Explorerを使ってファイルをやり取りする。

 ファイル転送ソフト/プロトコルであるSSBPの特徴は、送達確認(ACK)がないUDPベースのプロトコルであることと、パケットを送信するペースを自動で調整すること。これらにより、遅延時間が大きい遠距離のTCP/IP通信を高速化する。

Secure Explorerの概要
用途と機能秘密分散技術を用いたファイル管理ソフト
主な目的ランサムウエア対策。分散保存によって手元にファイルの実態がなくなるため、ランサムウエアによって暗号化されたり消去されたりすることがなくなる
使い方Windowsのエクスプローラに似た画面でファイルを操作できる。ファイルを保存した裏で、秘密分散技術によって3分割し、それぞれの欠片をクラウドストレージやUSBメモリーなどに分散保存する。反対に、ファイルを開く際には、ファイルアイコンをクリックすれば、分散保存先からファイル群を持ってきて復元する
分散保存先ハードディスク、USBメモリー、クラウドストレージ(Microsoft Azure Blob StorageまたはAmazon S3互換ストレージ)、SFTPサーバー
秘密分散技術の
特徴
3つに分割した欠片のうち2つが揃っていれば、元のファイルを復元できる。1つが失われても復元できる。反対に、セキュリティ事故によって1つの欠片が漏えいしても、1つの欠片だけでは元データを復元できない
ファイル転送ソフトとの連携Skeedのファイル転送ソフト/プロトコル「SkeedSilverBulletProtocol」(SSBP)と連携する。送信者と受信者がともにSecure Explorerを使ってファイルをやり取りすることで、遠隔地同士で大容量ファイルを安全に受け渡せる
価格(税別)年額3600円~4800円
発表日2018年1月30日
提供開始日2018年1月31日