NEXSAN ASSUREON 8の外観(写真は大容量向けにSANストレージのE48Vをセットにした構成)
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 イメーションのASSUREONは、重要なファイルを安全に保管する用途に特化したアーカイブ専用ストレージである。ファイルが壊れていないことの定期的なチェックや壊れたファイルの自動修復といった機能を備える。金融機関の契約書類や工場の商品検査データ、コールセンターの通話記録など、高価値なデータの保管に適する。

 普段利用しているプライマリー(1次)ストレージなどのフロントエンドストレージからは、NAS(CIFS)としてアクセスする。アーカイブ用途のため、一度書き込んだファイルを消したり書き換えたりせずに追記するWORM(ライトワンスリードメニー)方式を採用している(WORM以外の設定も可能)。また、データを保全するため、AESで暗号化して保管する。

 ハードウエア障害などが起こってもファイルデータを安全に保管し続けられるように、大きく二つの機能を持つ。機能の一つは、格納するファイルのひとつひとつにユニークなシリアル番号を付与して管理する機能である。すべてのファイルがASSUREON上に存在していることを90日おきに確認し、欠落しているファイルがあれば報告する。

 機能の二つめは、ファイルのフィンガープリント(MD5とSHA1のそれぞれのハッシュ値とファイルサイズ情報)を生成してファイル内容が壊れていないかを確認できるようにする機能である。90日置きにASSUREON上のファイルのフィンガープリントを再生成し、オリジナルのフィンガープリントと比較して確認する。ファイルが壊れていた場合は、あらかじめ2重化して保管してあるコピーを利用して自動で修復する。

フロントエンドからはCIFSでアクセス

 フロントエンドストレージからのアクセス方法は大きく二つある。一つは、プライマリーストレージとなるWindows Serverに専用ソフトをインストールする使い方である。このソフトは、プライマリーストレージ上に新規ファイルが生成されると、これをASSUREONにコピーする。90日間アクセスがないファイルについては、プライマリーストレージ上にショートカットを作成し、ASSUREON上だけにファイルの実態があるようにする。ショートカットに対してアクセスがあった場合には、設定次第だがショートカットをファイルで置き換える。

 アクセス方法の二つめは、ASSUREONが用意しているフロントエンドNAS(CIFS/NFS)ストレージの「Edge」を使うというもの。Edgeは、ストレージベンダー製のNASストレージをプライマリーストレージとして利用しているケースに適する。プライマリーストレージからEdge上にファイルを生成すると、EdgeからASSUREONにファイルをコピーする形になる。EdgeはWindows Server用の専用ソフトと同じ機能を備えており、90日間アクセスがないファイルについては、Edge上にショートカットを作成する。

NEXSAN ASSUREON 8の概要
用途と機能重要なファイルを安全に保管する用途に特化したアーカイブ専用ストレージ。WORM(ライトワンスリードメニー)方式を採用
特徴的な機能ファイルが壊れていないことの定期的なチェック(ハッシュ値とサイズ情報を利用)や壊れたファイルの自動修復など、ハードウエア障害などが起こってもファイルデータを安全に保管し続けるための機能群を備える
アーカイブ容量■ASSUREON(高さ2U):3~6Tバイト(モデルNXR)/4~8Tバイト(AXR)
■ASSUREON+E18V(高さ4U):7~56Tバイト
■ASSUREON+E48V(高さ6U):14~200Tバイト
参考価格(米ドル)容量120Tバイトの冗長化構成(レプリケーション構成)で33万ドル
発表日2015年3月3日
出荷日2015年4月1日