トレジャーデータの「TREASURE CDP」は、主にデジタルマーケティング(デジマ)分野に向けて、データ分析機能をクラウド型で提供するサービスである。顧客の属性データや行動データを組み合わせて活用するCDP(Customer Data Platform)を標ぼうする。例えば、Webサイトや実店舗での顧客の行動ログを分析した上で、メール配信などのマーケティング施策を実行できる。
見込み客を機械学習でスコア化してコンバージョンを予測する「予測リードスコアリング機能」も備える。コンバージョン済みのデータを教師データとして用いて機械学習を実施する。こうして、リード(見込み客)をスコア化する予測モデルを自動で生成する。
マーケティング担当は、予測モデルが判定したスコアが高いリード(コンバージョンにつながる可能性が高いリード)から優先的に、マーケティングの施策を実施する。これにより、高い成果につながる。
同機能を使っている事例の1つに、ある自動車メーカーがある。この会社は、Webサイト上の行動履歴などから見込み客をスコア化し、ABCDの4段階に分類している。スコアが高いAグループに注力して営業することで成果を上げている。
従来のMA(マーケティング自動化)ソフトでは、見込み客をスコア化するためのルールを手動で設定していた。例えば、「CEOから連絡が来たら1点足す」といった具合である。しかし、こうしたルールが本当に正しいものなのかが分からなかった。
セキュリティにも注力している。顧客のデータセンターとTREASURE CDPをVPNで接続できるので、データが漏えいするリスクを軽減できる。また、いつ誰がどんなデータにアクセスしたのかといったログを可視化できる監査レポートも提供する。
用途と機能 | データ分析機能をクラウド型で提供するサービス。顧客の属性データや行動データを組み合わせて活用するCDP(Customer Data Platform)を標ぼうする |
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用途の例 | Webサイトや実店舗での顧客の行動ログを分析した上で、メール配信などのマーケティング施策を実行する |
対象ユーザー | 主にデジタルマーケティング分野 |
特徴の1つ | 見込み客を機械学習でスコア化してコンバージョンを予測する「予測リードスコアリング機能」を備える。コンバージョン済みのデータを教師データとして用いて機械学習を実施し、リード(見込み客)をスコア化する予測モデルを生成する |
機械学習の事例 | 自動車メーカー。Webサイト上の行動履歴などから見込み客をスコア化し、ABCDの4段階に分類している。スコアが高いAグループに注力して営業することで成果を上げている |
セキュリティ機能 | 顧客のデータセンターとTREASURE CDPをVPNで接続できる。いつ誰がどんなデータにアクセスしたのかといったログを可視化できる監査レポートも提供する |
価格 | 非公開 |
発表日 | 2018年2月14日(見込み客を機械学習でスコア化する機能) |
提供開始日 | 2018年2月14日(見込み客を機械学習でスコア化する機能) |