NTTコミュニケーションズの「SAP HANAメニュー」は、企業向けIaaSクラウド「Enterprise Cloud」において、インメモリー型データベースサーバー「SAP HANA」の実行環境を月額制で提供するサービスである。SAP HANAのソフトウエアライセンスが別途必要になるが、SAP HANAのハードウエアを初期費用無料かつ最低利用期間無しの月額制で利用できる。

Enterprise CloudのSAP HANAメニューの概要
Enterprise CloudのSAP HANAメニューの概要
(出所:NTTコミュニケーションズ)
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 価格(税別)は、ベアメタルサーバー(物理サーバー)、外部接続のファイルストレージ、OS(Red Hat Enterprise Linux)、SAP HANAのソフトウエア(ライセンスは含まない)で構成したSAP HANAサーバー機が、メモリー容量256Gバイトの場合に、ハードウエア運用監視サービスを含んで月額27万6800円から。別途、SAP HANA Enterprise Edition 1.0のライセンスが必要になる。

 SAP HANAは、インメモリー処理によって高速に検索できるデータベースサーバー機である。ディスクを内蔵したサーバー機にデータベースソフトを組み合わせたアプライアンス機器であり、独SAPがハードウエア仕様を設定し、サーバーベンダー各社がハードウエア部分を提供している。

 SAP HANAには、アプライアンス機のほかに、TDI(テーラードデータセンター統合)と呼ぶ、ハードウエアを自由に組み合わせられる規格もある。独SAPが認定するハードウエアを使い、性能や可用性などが独SAPの要求仕様を満たす場合に、ユーザー企業が独自にハードウエアを構成できる。これにより、外部接続ストレージなどを利用できる。

 NTTコミュニケーションズは、ハードウエアを自由に組み合わせられるTDIに準拠したシステムを、ベアメタルサーバーと外部接続ストレージで構成。これを月額制のクラウドサービスの形でメニュー化した。IaaS基盤には、業務システムを本番稼働させる用途に適した「Enterprise Cloud」を使う。

Enterprise Cloud SAP HANAメニューの概要
用途と機能インメモリー型データベースサーバー「SAP HANA」の実行環境を月額制で提供するIaaSクラウドサービス。SAP HANAのソフトウエアライセンスが別途必要
主なシステム構成ベアメタルサーバー(物理サーバー)
外部接続のファイルストレージ
OS(Red Hat Enterprise Linux)
SAP HANAのソフトウエア(ライセンスは含まない)
IaaS基盤企業向けIaaSクラウド「Enterprise Cloud」
価格(税別)メモリー容量256GバイトのSAP HANAサーバー機の場合、ハードウエア運用監視サービスを含んで月額27万6800円から。別途、SAP HANA Enterprise Edition 1.0のライセンスが必要
発表日2016年4月1日
提供開始日2016年4月1日