ネットワールドの「アプリケーションパッケージングサービス」は、Windows Server 2003やInternet Explorer 8のサポート切れ対策の一環として、古いアプリケーションを形式変換することによって現行OS環境で問題なく動作できるようにするサービスである。最大の特徴は、移行実績がある特定のアプリケーション(記事執筆現在はMicrosoft Office)について、移行を保証するとともに30万円の定額で請け負う点。

アプリケーションパッケージングサービスで利用するThinAppとLIBRAの概要(出典:ネットワールド)
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 アプリケーションの移行手段としては、米ヴイエムウエアのミドルウエア「ThinApp」を利用する。ThinAppは、本来はインストールが必要なアプリケーションを、インストールしなくても使えるポータブル形式へと変換するソフトである。レジストリー設定やDLLなどの、アプリケーションの動作に必要な周辺要素を一つにまとめてパッケージ化する。アプリケーションをUSBメモリーで持ち歩くといった使い方もできる。

 ポイントは、ThinAppをWindows OSの移行に応用できること。アプリケーションをポータブル化しておけば、異なるバージョンのアプリケーション間でDLLの競合などの問題を避けられるので、これらを一つのOS上に同居させられる。これにより、古いバージョンのユーザーアプリケーションやMicrosoft Officeを現行OS上で動かしたり、古いWebブラウザー(Internet Explorer 6/7/8)でなければ動かないWebアプリケーションをInternet Explorer 11が入っている現行OSで動かしたりできる。

 今回のサービスは、ThinAppを使ったアプリケーション移行サービスのうち、移行実績のあるMicrosoft Officeについて、新たに定額メニューを用意したもの。Office 2000からOffice 2013までの各バージョンを対象に、いずれかのバージョンを定額でThinAppを使ってパッケージ化する。さらに関連サービスとして、Microsoft Office以外のアプリケーションも含めてアプリケーションの現状を調査して棚卸をする「アセスメントサービス」も用意した。

アプリケーションパッケージングサービスの概要
用途と機能古いアプリケーションを形式変換することによって、現行OS環境で問題なく動作できるようにするサービス
目的Windows Server 2003やInternet Explorer 8のサポート切れ対策
特徴移行実績がある特定のアプリケーション(Microsoft Office)について、移行を保証するとともに定額で請け負う点
利用ソフトアプリケーションをポータブル化するソフト「ThinApp」(米VMware製)と、IE互換ブラウザー「LIBRA」(ネットワールド製)
価格(税別)定額で30万円
アプリケーションの棚卸をする「アセスメントサービス」は9万円から
発表日2015年4月16日
提供開始日2015年4月16日