日本ヒューレット・パッカードの「HPE Nimble Storage」は、独自のキャッシュ技術によって高速化を図ったSANストレージ装置である。NVRAM(不揮発性メモリー)の1つであるNVDIMMをライトキャッシュとして利用する。キャッシュにたまったデータを、適切な大きさでハードディスク(HDD)やSSDに書き込む仕組み。

HPE Nimble Storageの外観
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 HDD/SSD兼用のハイブリッドモデルでは、いったんライトキャッシュにデータをためてから書き込むことによって、HDDへの書き込みをシーケンシャル(連続的)にする。これにより、書き込み速度が高まる。一方、オールフラッシュモデルでは、SSDがデータを消去する時のブロックサイズに合わせてSSDに書き込む。これにより、書き込み速度が高まるとともに、SSDの寿命が延びる。

 重複排除と圧縮によるデータ削減の効果として5分の1を想定している。HPE Nimble Storage」の特徴として同社は、物理容量に対する重複排除後の有効容量が多いことをアピールする。メタデータなどによるオーバーヘッドが小さいため、データを書き込める実効容量を多く確保できる、としている。

 ラインアップは、オールフラッシュ構成の「AFシリーズ」全5モデル(AF20Q/AF20/AF40/AF60/AF80)と、ハイブリッド構成の「HFシリーズ」全5モデル(HF20/HF20H/HF20C/HF40/HF60)で構成する。

 オールフラッシュ構成のエントリーモデル「AF20Q」は、物理容量が6~46Tバイトで、実効容量は14~128Tバイト。オールフラッシュのハイエンドモデル「AF80」は、物理容量が23~1106Tバイトで、実効容量は82~4075Tバイト。

 ハイブリッド構成のエントリーモデル「HF20」は、物理容量が21~210Tバイトで、実効容量は81~845Tバイト。ハイブリッド構成のハイエンドモデル「HF60」は、物理容量が21~1260Tバイトで、実効容量は81~5080Tバイト。

HPE Nimble Storageの概要
用途と機能独自のキャッシュ技術によって高速化を図ったSANストレージ装置。NVRAM(不揮発性メモリー)の1つであるNVDIMMをライトキャッシュとして利用する。キャッシュにたまったデータを、適切な大きさでハードディスク(HDD)やSSDに書き込む仕組み
高速化の原理■いったんライトキャッシュにデータをためてから書き込むことによって、HDDへの書き込みをシーケンシャル(連続的な)にする。これにより、書き込み速度が高まる
■SSDがデータを消去する時のブロックサイズに合わせてSSDに書き込む。これにより、書き込み速度が高まるとともに、SSDの寿命が延びる
データ削減効果重複排除と圧縮によるデータ削減の効果としては5分の1を想定している。このほか、メタデータによるオーバーヘッドが小さいため、物理容量に対する重複排除後の有効容量が大きいとアピールしている
モデル構成■オールフラッシュ構成は全5モデル(AF20Q/AF20/AF40/AF60/AF80)
■ハイブリッド構成は全5モデル(HF20/HF20H/HF20C/HF40/HF60)
容量の例■オールフラッシュ構成のエントリーモデル「AF20Q」は、物理容量が6~46Tバイトで、実効容量は14~128Tバイト
■オールフラッシュのハイエンドモデル「AF80」は、物理容量が23~1106Tバイトで、実効容量は82~4075Tバイト
■ハイブリッド構成のエントリーモデル「HF20」は、物理容量が21~210Tバイトで、実効容量は81~845Tバイト
■ハイブリッド構成のハイエンドモデル「HF60」は、物理容量が21~1260Tバイトで、実効容量は81~5080Tバイト
価格(税別)■オールフラッシュのエントリーモデル「AF20Q」は、物理容量6Tバイトの最小構成で849万2700円
■ハイブリッドモデルのエントリーモデル「HF20H」は、物理容量11Tバイトの最小構成で672万5400円
発表日2018年5月22日(現行ラインアップ)
提供開始日2018年5月22日(現行ラインアップ)