日本ヒューレット・パッカードの「HPE SimpliVity 380」は、分散ストレージソフトとサーバー仮想化ソフトを組み合わせたスケールアウト型の仮想化基盤、すなわちハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)製品である。台数を増やすことによって、収容できる仮想マシンを増やせる。サーバー仮想化ソフトにはVMware vSphereを使っている。

HPE SimpliVity 380の外観
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 最小2ノード(台)から最大32ノードまで拡張できる。一般的なHCI製品は最小構成が3ノードであるため、2ノードから使えるHPE SimpliVity 380は、中小企業でも導入しやすいとしている。また、ストレージ領域が余っているのにCPU/メモリー領域が足りない場合は、VMware vSphereを搭載した汎用のPCサーバーを、コンピュート専用ノードとしてクラスタに追加できる。

 最大の特徴は、ストレージデータの重複排除/データ圧縮を、FPGA(Field Programmable Gate Array)を搭載したアクセラレータボードを使ってハードウエア処理していることである。重複排除/圧縮を常時有効にしても性能の劣化がない、としている。データの重複を判定する粒度は8Kバイトと細かく、データを平均して60%から70%削減できるとしている。

 重複排除機能を活用する機能として、データバックアップ機能を標準で備える。VMware vCenterの画面からバックアップ操作ができる。重複排除によって、専用の重複排除ストレージと同様に、仮想サーバーイメージなどのコピーやバックアップ/リストアを高速に終わらせられる。

HPE SimpliVity 380の概要
用途と機能分散ストレージソフトとサーバー仮想化ソフトを組み合わせたスケールアウト型の仮想化基盤であるハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)製品
特徴重複排除/データ圧縮機能を、FPGAを搭載したハードウエアアクセラレータで処理すること。これにより、重複排除/圧縮を常時有効にしても性能の劣化がないとしている
重複排除の効果リソース効率が高まる(データ削減効果として、平均して60%から70%をうたう)
データのコピーやバックアップ/リストアが高速化する(重複データについてはデータ領域を実際にコピーする必要がないため)
重複排除の粒度8Kバイト
バックアップ/DR機能標準で備える。VMware vCenterの管理画面からバックアップ操作ができる
ハードウエアPCサーバー部はProLiant DL380(2Uラックマウント)を使用
サーバー仮想化ソフトVMware vSphere
CPUXeon E5-2620v4(2.10GHz)×2
メモリー256Gバイト
価格(税別)■「小規模向けオールフラッシュモデル」(1.92TバイトSSD×5基)が677万7000円
■「中規模向けオールフラッシュモデル」(1.92TバイトSSD×9基)が769万7000円
■「大規模向けオールフラッシュモデル」(1.92TバイトSSD×12基)が837万7000円
いずれもハードウエアの参考価格であり、サーバー仮想化ソフトであるVMware vSphereのライセンスは含まない
発表日2017年6月15日
出荷日2017年6月15日