米Peer Softwareの「PeerGFS」は、異なる複数のファイルサーバー同士でファイルを同期したり移行したりできるミドルウエアである。ストレージベンダー製のNASストレージや任意のCIFSファイルサーバーが混在したファイル共有環境において、ファイルを重複させることなく一元的に管理できる。

PeerGFSの概要。異なる複数のファイルサーバー同士の間でファイルを同期したり移行したりできる
(出所:SCSK)
[画像のクリックで拡大表示]

 複数のファイルサーバー間で、フォルダ/ファイルを同期したり、移行したりできる。ストレージ同士の双方向のファイル同期、ファイルのロック(排他制御)、別のファイルサーバーへの複製、クラウド(オブジェクトストレージ)へのバックアップ、などができる。ファイルのセキュリティ属性(オーナーやアクセス制御設定)も反映できる。

 管理対象となるストレージ(ファイルサーバーやオブジェクトストレージ)ごとに、専用のモジュール「PeerGFS Agent Server」を用意する必要がある。Windowsファイルサーバーの場合は、ファイルサーバー上で直接動作する。Windows以外の環境では、ストレージの手前にPeerGFS Agent ServerをインストールしたWindowsサーバー機を配置して使う。

 ストレージの手前に設置したPeerGFS Agent Serverが、ストレージのAPIを介してファイルの状況を調べ、必要に応じてコピーする。これらのストレージ群を、管理サーバーソフト「PeerGFS Management Server」で集中管理する仕組み。GUIコンソールを介して、ファイルの同期やクラウドバックアップなどを一元管理できる。バックアップジョブなどはPowershellスクリプトで記述する。

 管理できるストレージは、Nutanix AFS(Acropolis File Service)、NetApp(Data ONTAP 7-Modeおよびclustered Data ONTAP)、Dell EMC(VNX、Isiron、Unity)、Windowsベースのベンダー製ファイルサーバー、任意のCIFSファイルサーバー、クラウドストレージ(AWS、Azure、ONTAP Cloud)など。

 高速にファイルを転送する工夫として、ファイルの修正箇所だけを複製することで、データ転送量を抑えている。ファイル転送プロトコルはTCPベースの独自プロトコルであり、遅延時間が大きいWAN環境でも高速に転送できるとしている。データ圧縮やCRCによるエラー検出もできる。

PeerGFSの概要
用途と機能異なる複数のファイルサーバー同士でファイルを同期したり移行したりできるミドルウエア。ストレージベンダー製のNASストレージや任意のCIFSファイルサーバーが混在したファイル共有環境において、ファイルを重複させることなく一元的に管理できる
利用できる
機能群
ストレージ同士の双方向のファイル同期、ファイルのロック(排他制御)、別のファイルサーバーへの複製、クラウド(オブジェクトストレージ)へのバックアップ、など。ファイルのセキュリティ属性(オーナーやアクセス制御設定)も反映できる
システム構成管理対象となるストレージ(ファイルサーバーやオブジェクトストレージ)ごとに、専用のモジュール「PeerGFS Agent Server」を用意する。Windowsファイルサーバーの場合は、ファイルサーバー上で直接動作する。Windows以外の環境では、ストレージの手前にPeerGFS Agent ServerをインストールしたWindowsサーバー機を配置して使う
動作の仕組みストレージの手前に設置したPeerGFS Agent Serverが、ストレージのAPIを介してファイルの状況を調べ、必要に応じてコピーする。これらのストレージ群を、管理サーバーソフト「PeerGFS Management Server」で集中管理する。GUIコンソールを介して、ファイルの同期やクラウドバックアップなどを一元管理できる。バックアップジョブなどはPowershellスクリプトで記述する
管理できる
ストレージ
Nutanix AFS(Acropolis File Service)、NetApp(Data ONTAP 7-Modeおよびclustered Data ONTAP)、Dell EMC(VNX、Isiron、Unity)、Windowsベースのベンダー製ファイルサーバー、任意のCIFSファイルサーバー、クラウドストレージ(AWS、Azure、ONTAP Cloud)、など
高速にファイルを転送する工夫ファイルの修正箇所だけを複製することで、データ転送量を抑えている。ファイル転送プロトコルはTCPベースの独自プロトコルであり、遅延時間が大きいWAN環境でも高速に転送できるとしている。データ圧縮やCRCによるエラー検出もできる
価格(税別)ストレージごとに必要な基本ライセンス(Basic Edition)が、ストレージ1台あたり38万円。容量ライセンス(Storage Pack)が、25Tバイトまでの場合に1Tバイトあたり15万円
発表日2019年5月31日
提供開始日2019年6月1日
備考発表日/提供開始日と価格は、販売代理店であるSCSKのもの