米Attunityの「Attunity Replicate」は、異なるデータベース間でデータをレプリケーション(複製)するソフトである。リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)やHadoopなど、異なる種類のデータベース間で高速かつリアルタイムにデータを複製できる、としている。
一部のデータソースを除き、データソース側にエージェント・ソフトをインストールすることなくデータを抽出できる。Attunity Replicateがデータソースに対してネットワーク経由でアクセスしてデータを抽出し、これをターゲットとなるデータベースに反映する仕組みだ。
例えば、IBM製のメインフレーム用OS「z/OS」上で動作するRDBMS「Db2」に対しても、エージェントレスでデータを抽出できる。これにより、エージェント・ソフトを動作させる場合と比べて、メインフレームへの負荷を90%軽減できるとしている。国内の大手銀行で、z/OS上のDb2からオープンソースのDBMSにデータをレプリケーションした実績があるという。
データを抽出できる「ソースデータベース」は、Oracle Database、SQL Server、MySQL、PostgreSQL、Db2、Sybase、Hadoopなど。一方、データの反映先となる「ターゲットデータベース」は、上記のDBに加えて、Amazon Redshift、Azure SQL DW、Teradata、Netezza、Vertica、SAP HANA、Pivotal、Apache Kafka、MongoDBなどである。
Attunity Replicateの概要
発表日/提供開始日と価格は、販売代理店であるインサイトテクノロジーのもの
用途と機能 | 異なるデータベース同士の間でデータをレプリケーション(複製)するソフト。リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)やHadoopなど、異なる種類のデータベース間で高速かつリアルタイムにデータを複製できる |
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特徴 | 一部のデータソースを除き、データソース側にエージェントソフトをインストールすることなくデータを抽出できる。Attunity Replicateがデータソースに対してネットワーク経由でアクセスしてデータを抽出し、これをターゲットとなるデータベースに反映する仕組み |
ソースデータベースの例 | Oracle Database、SQL Server、MySQL、PostgreSQL、Db2、Sybase、Hadoopなど |
ターゲットデータベースの例 | 上記のデータベースに加えて、Amazon Redshift、Azure SQL DW、Teradata、Netezza、Vertica、SAP HANA、Pivotal、Apache Kafka、MongoDBなど |
価格(税別) | 300万円から |
発表日 | 2018年7月19日(バージョン6.1) |
提供開始日 | 2018年7月19日(バージョン6.1) |