Tintri Automation Toolkitのデモンストレーション画面(PowerShellスクリプトを使って仮想サーバーのクローンを作成する)
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 ティントリジャパンの「Tintri VMstore」は、VMware vSphereやRed Hat Enterprise Virtualizaion(RHEV)などのサーバー仮想化環境に特化した1次ストレージである。サーバー仮想化ソフトからNFSでアクセスするファイル共有サーバーであり、仮想サーバーのハードディスクイメージを格納する用途に特化することによって高速化を図っている。

 単なる汎用のファイルサーバーではなく、仮想環境向けの機能を備えている。例えば、仮想サーバーごとに、ストレージ容量やIOPS(1秒当たりのストレージI/O数)を設定できる。さらに、仮想環境のデータブロックへの書き込みと実際のストレージ上のデータブロックへの書き込みのずれを自動的に修正するアライメント調整機能を備える。

VMwareとRHEVのマルチハイパーバイザーで動作

 現行版では、OSを「Tintri OS 3.0」にバージョンアップした。これにより、VMware vSphere用のストレージとしてだけでなく、Red Hat Enterprise Virtualizaion(RHEV)用のストレージとしても利用できるようにした。1台のTintri VMstoreで、最大で16台の仮想化管理サーバー(vSphere vCenter、またはRHEVのHypervisor Manager)と通信してこれらを制御できる。

 Tintri OS 3.0では、1台のTintri VMstoreに収容できる仮想サーバーの台数も増やした。ハイエンドモデル「Tintri VMstore T650」に格納できる仮想サーバー台数は、旧OSの1500台から、新OSでは2000台に向上した。一元管理ソフトの「Tintri Global Center 1.1」は最大で32台のTintri VMstoreを管理できるため、2000×32で最大で6万4000台の仮想サーバーを管理できるようになった。

PowerShell環境で使える運用管理用CLIコマンドを用意

 さらに、スクリプトとコマンドによって運用オペレーションを自動化するツール「Tintri Automation Toolkit」を用意した(Tintri VMstoreユーザー向けに無償で提供する)。従来はGUI管理コンソールから手動でやらなければいけなかった運用作業の多くを、スクリプトとコマンドによって自動化できるようになる。例えば、性能監視データに基付いて性能を動的に高めるといった運用を自動化できる。

 Tintri Automation Toolkitは、Windows上で定型業務(バッチ処理)を実行するためのCLI(コマンドラインインタフェース)ベースのスクリプト言語環境であるWindows PowerShellと組み合わせて使うコマンド群である。PowerShellスクリプトの中でTintri VMstoreを運用するためのコマンドを利用できる。前提として、PowerShellと、PowerShellからVMware vSphereを操作するための「vSphere PowerCLI」が必要になる。

Tintri VMstoreの概要
用途と機能仮想サーバーの格納に特化した1次ストレージ
提供形態ハードウエア
ストレージの種類NAS(NFS)
モデル名T650T540T620
実効容量33.5Tバイト13.5Tバイト13.5Tバイト
収容できる仮想サーバー台数2000台1000台500台
価格(税別)2780万円1800万円1480万円
発表日2014年9月10日
出荷日2014年9月10日