SR16000モデルXN1の外観
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 日立製作所の「SR24000シリーズ」は、流体解析や衝突解析などの科学技術計算に向いたスーパーコンピュータである。プロセッサにPOWER8、OSにAIXを搭載したSMP構成のノードを、最大512ノードまでクラスタリング接続して使う。OSはAIXであるため、分散ファイルシステムなど各種のクラスター制御ソフトを利用できる。開発環境としては、C/C++やFortranの言語環境、並列プログラミング用のMPIライブラリーや行列計算ライブラリーなどを利用できる。

 搭載プロセッサの違いにより、上位モデル「XP2」と、下位モデル「XP1」を用意した。上位のXP2は、高さ4Uのノード当たりPOWER8(3.52GHz、12コア)を2個搭載し、ノード当たりの理論演算性能は675.84GFLOPS。一方のXP1は、高さ2Uのノード当たりPOWER8(3.42GHz、10コア)を2個搭載し、ノード当たりの理論演算性能は547.2GFLOPS。ノード当たりの最大メモリー容量は、XP2とXP1ともに1024Gバイト。

 両モデルとも冷却方式は空冷で、熱交換水冷リアドアー(排熱を水によって熱交換して冷やす方式を採用した後面ドアー)をラックのオプションとして提供する。

 従来機種との比較では、プロセッサ性能とメモリー転送速度を高めることで、実行性能を向上させた。新機種の上位モデルであるSR24000モデルXP2と、従来機種のうちXP2と同じ空冷方式を採用したエントリーモデルであるSR16000モデルXN1を比較すると、メモリー転送速度は約2.8倍の384Gバイト/秒に、同一コア数での実効性能は約1.6倍に向上している。さらに、ノード間のデータ転送速度は、InfiniBandの高速化によって約3.3倍の54.2Gバイト/秒に向上している。

SR24000シリーズの概要
用途と機能科学技術計算に向いたスーパーコンピュータ
モデル名XP2XP1
ノードの形状高さ4U高さ2U
ノード当たりのプロセッサPOWER8(3.52GHz、12コア)×2POWER8(3.42GHz、10コア)×2
ノード当たりの理論演算性能675.84GFLOPS547.2GFLOPS
ノード当たりの最大メモリー容量1024Gバイト
最大ノード数512ノード
メモリー転送速度384Gバイト/秒
ノード間のデータ転送速度54.2Gバイト/秒
稼働OSIBMのUNIXであるAIX
価格個別見積もり
発表日2014年9月16日
出荷日2014年12月1日