ラリタン・ジャパンの「Dominion SX II」は、複数のネットワーク機器のコンソール接続(シリアル接続)を束ね、単一のTCP/IP接続(SSH/Telnet、Webブラウザー)を介してコンソール端末画面から集中操作できるようにするゲートウエイ装置である。従来製品「Dominion SX」の後継に当たり、性能の向上などにより高速化を図った。きょう体は1Uラックマウント型で、ポート数(4、8、16、32、48)、電源入力の種類(AC/DC)、内蔵モデムの有無により、全13モデルで構成する。

Dominion SX IIの外観
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 操作したいシリアル接続機器を収容するシリアルポート(RJ-45コネクタ)を、モデルに応じて最小4~最大48ポート搭載する。RJ-45をD-Sub 9ピン/25ピンに変換するシリアルアダプターもオプションで用意している。一方、コンソール端末からDominion SX II自身にアクセスする手段は、LANポートを介したTCP/IP接続、コンソール接続(RJ-45シリアルポート接続またはUSB接続)、電話回線を介したモデム接続(モデム内蔵モデルを選択可)、のいずれか。

 SX IIでは、13モデル全てで、二重化電源(AC入力またはDC入力)と、自動フェイルオーバー機能付きの二重化LANポート(1000BASE-T)を搭載する。また、いずれのポートでもモデムを内蔵したモデルを選択できる。ログ記録用のフラッシュメモリーの容量は、4ポートモデルと8ポートモデルが2Gバイト、その他のモデルは8Gバイト。

 ハードウエア性能も高めた。例えば、CPUは従来の133MHzから1GHzに向上、メインメモリー容量は8倍に増やした。これにより、同時接続数や接続速度などが向上した。SX IIに接続している1台のシリアル機器に、同時に最大で10人のユーザーがアクセスできる。同時アクセスの上限は、1台のSX II当たり200セッション。例えば、32ポートのSX IIで、そのSX IIに接続している32台のシリアル機器にユーザー6人がそれぞれ同時にアクセスすると、合計192件のユーザーセッションになる。

Dominion SX IIの概要
用途と機能複数のシリアル接続を束ねて単一のTCP/IP接続を介してリモート操作できるようにした、シリアルコンソールのゲートウエイ機器
大きさ1Uラックマウント
シリアルポート数4、8、16、32、48
内蔵電源AC入力電源(2重化)またはDC入力電源(2重化)
内蔵モデム全ポートにつきモデム内蔵モデルを選択可
DC電源モデルはモデム内蔵モデルのみになる
価格(税別)オープン
市場想定価格は、4ポートのエントリーモデル「DSX2-4」(4シリアルポート、AC電源、モデムなし)で20万円台
発表日2015年10月1日
出荷日2015年10月1日
(DC電源モデルは2015年10月後半に出荷予定)