「ユーザーが私たちに望む『統合』とは、Microsoft Dynamics 365のデータをAdobe Campaignから見たいというものだ。Campaign上で顧客をセグメンテーションするときに、Dynamicsからのデータも活用したいと考えるからだ」――。

 米アドビシステムズのマチュー・ハノーズ氏(Digital Marketing Cross-Channel Communicationsシニアエバンジェリスト)はこう解説する。仏ネオレーン社の出身であるハノーズ氏は、Adobe Campaignが「Neolane」という名称だったころから同ソリューションに関わってた人物である。

米アドビシステムズのDigital Marketing Cross-Channel Communicationsシニアエバンジェリスト マチュー・ハノーズ氏
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 2017年3月22日、米アドビ システムズはデジタルマーケティングイベント「Adobe Summit 2017」で、クロスチャネルキャンペーン管理ソリューション「Adobe Campaign」とマイクロソフトのCRMとERPを一体化した「Dynamics 365」の「統合」を発表した。

 ではCampaignとDynamicsは具体的にはどう「統合」するのか。ハノーズ氏は、「Campaign上で複数のプロジェクトを管理するために使うテーブルとDynamicsが持つテーブルとを自動的に同期させる」と言う。「いったん同期してしまえば、Dynamicsで管理しているデータは自然にCampaignにも反映される」(ハノーズ氏)。

 この場合、ユーザーはCampaign側にも「Operational Databese」を用意する。このデータベースとDynamicsをコネクタでつなぎ、必要なデータを同期させる。

 Dynamicsのデータベースにはマーケティングとは関係のないデータも入っている。不要なデータをCampaignで扱いたくないというユーザーの意向を汲んで、必要なデータに限り同期させるかたちをとった。

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