クレジットカード大手のジェーシービー(JCB)が、米Tealiumが提供するリアルタイムデータ統合ソリューションを導入した。会員専用Webサービス「MyJCB」上で会員が取る行動を把握し、個人情報を守りながら、即時にコンテンツを出し分けられるようにした。

 Tealiumは独自のタグマネージメント技術を持ち、2017年に複数のデジタルツールを連携させる「ティーリアム ユニバーサルデータハブ(Tealium UDH)」というソリューションを打ち出している。

 今回JCBは、リアルタイムマーケティング実現のために、Tealium UDHを導入。マーケティング部門が最新の顧客データを一元的に統合・管理できる仕組みを整えた。

Tealium Japanの安藤嘉教カントリーマネージャ
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 Tealium Japanの安藤嘉教カントリーマネージャによると、現時点のTealiumの国内ユーザーは約30社。「BtoBのプロセスで事例が増えてきた」(安藤氏)というが、現時点でBtoC企業とBtoB企業の、日本での割合は10:1程度という。

 さらに安藤氏は「2018年5月25日に欧州で施行される一般データ保護規則(GDPR)関連の引き合いが増えている」と話す。日本の金融機関がTealiumのソリューションを使ってGDPRに対応したという。

 Tealiumは2018年5月中旬に、「コンセントマネージャ(同意マネージャー)」の提供を全世界で開始した。これはユーザーに個人データの管理権を与えながら、企業が「明示的な同意の取得」「同意設定」「精度の高いプライバシーの制御と管理」をできるようにする管理ツールである。それまで「プライバシーマネージャ」と呼ばれていた。

 コンセントマネージャは、企業がユーザーからデータの扱いについて明示的に同意を求める案内(プロンプト)を設定できる「同意プロンプトマネージャ」や、企業がユーザーからの同意に応じた追跡の種類を設定できる「同意設定マネージャ」といった機能を備える。GDPR施行を契機に日本企業に広がる、個人データ扱いに関わる同意の管理などプライバシー機能の強化を進めていく。