写真1●セールスフォース・ドットコムの「Pardot Engagement Studio」の画面デモ
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●セールスフォース・ドットコムの田崎純一郎マーケティング本部プロダクトマーケティングシニアマネージャー
[画像のクリックで拡大表示]

 セールスフォース・ドットコムは2016年6月28日、BtoB(法人対法人)営業管理システム「Salesforce Pardot」で新機能「Engagement Studio」の提供を始めた。Pardotの料金は月額12万円(税別)からで、管理する顧客数によって変動する。新機能は追加料金なしで利用できる。

 PardotはBtoB営業・マーケティング担当者向けのクラウド型マーケティング・オートメーション・システムである。展示会・イベントやWebサイト、電話問い合わせなどを通じた「見込み顧客の獲得」から、その顧客への電子メール配信・訪問を経て契約に至るまでの一連のプロセスを管理する。

 Pardot Engagement Studioでは、このプロセスを画面上で一元的に操作できる機能を提供する。例えば、フローチャート上の箱をマウスでクリックしながら、イベント参加申込者のうち、役職が「社長・取締役」である人だけを抽出し、担当者をつけたり、メールで追加的な案内を送ってその反応率を集計したり、といった処理をこなせる(写真1)。この反応率を見てさらに、メールの送付先やメールの文面・訴求内容を変えるといった形で、仮説設定・実行・測定・検証のプロセスを繰り返すことができる。

 BtoBマーケティング支援ツールは、個人向けCRM(顧客関係管理)ツールに比べれば歴史が浅い。個人向けCRMの分野で大きなシェアを持つセールスフォース・ドットコムも、BtoB分野に限れば、ライバルと競り合っている状況である(関連記事:マルケトとインティメート・マージャーが連携、顧客データとネットデータでマーケティング支援キーワードは「MarTech」、マーケティングの進化をITが切り開く)。

 セールスフォース・ドットコムの田崎純一郎マーケティング本部プロダクトマーケティングシニアマネージャー(写真2)は、「Pardot Engagement Studioの開発に当たっては、複雑な機能を詰め込むのではなく、マーケティング担当者が簡単に使えて、営業活動の面白さを感じてもらえるようにすることを優先した。当社の既存製品ユーザーは、Pardot Enganement Studioについても同じパートナーから統合的な支援を受けられるメリットもある」と話し、自社製品の優位性を訴えた。