外付けの指紋認証リーダー。内蔵と比べた使い勝手などを調べてみた
(撮影:塩田紳二、以下同じ)
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 筆者は、モバイルデバイスを購入する場合、可能な限り指紋認証リーダーを搭載していることを条件にしています。デバイスのロック解除やサインイン/ログインが簡単になると同時に、セキュリティーを高められるからです。またロック解除が簡単になるので、使い勝手を高めるためにパスワード入力を無効にするといったリスクを冒す必要もなくなります。

 外に持ち出すモバイルデバイスのセキュリティーが低いのは問題です。例えばパスワードなしで利用できるモバイルデバイスを紛失すると、ネットサービスのパスワードを勝手に変更され、好き勝手に使われる恐れがあります。PCだと、中に保存されたファイルが見放題になってしまいかねません。

 こうしたリスクに、手軽かつ確実に対処できるのが指紋認証リーダーです。キーボードを打つ必要はありませんし、大量の試行錯誤で破ることもできません。電気的な特性が指とほぼ同じニセモノを作って指紋を正確に模造すれば、認証をパスする可能性はあります。しかし、そのコストや手間は小さなものではありません。世界を揺るがすような超重要情報を持った人物ならともかく、普通の人を相手にやって見合うようなものではありません。

PCは外付け指紋認証リーダーを装着可能

 生体認証は指紋だけではありませんが、実際に顔認証や虹彩認証など、いくつかの生体認証を使ってみた感想としては、指紋認証が一番手間も少なく認証時間も短いと思います。ところが、こんな便利な生体認証機能を搭載していないモバイル機器が少なくありません。追加コストになるため、価格重視のデバイスに搭載されないのは仕方がないとしても、高級な部類に入るデバイスでもいまだに非搭載のものがあります。この傾向は、特にPCで顕著です。

 ただしPCは、外付けの生体認証デバイスも利用可能です。今回は、USB接続の指紋認証リーダーを購入し、評価してみました。Windows 10では、指紋認証リーダーなどの認証ハードウエアは、標準機能である「Windows Hello」がまとめて管理します。そのため一般的な指紋認証リーダーは、難しい初期設定をしなくても利用できます。

 購入したのは、台湾オーセントレンドテクノロジー(AuthenTrend Technology)のUSB指紋認証リーダー 「ATKey.Hello」です。オンライン通販サイトで2200円程度でした。Windows Hello対応をキーワードとして探したところ、同様の製品はほかにいくつかありました。商品情報を見る限り大きな違いはなさそうですが、価格はばらつきがあります。

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