マルケトは専業のマーケティングオートメーション(MA)ベンダー。2014年3月に日本法人が営業を開始して約1年半が経過し、日本市場で140社強がMAツール「Marketo」を導入しているという。マルケトの福田康隆代表取締役社長に、企業が採用する背景や導入後に見えてきた具体的な使い方などを、2BCの尾花淳代表取締役が聞いた。

(記事構成は松本 敏明=ITpro Active)


マルケトの福田康隆代表取締役社長
マルケトの福田康隆代表取締役社長
(撮影:都築 雅人)
[画像のクリックで拡大表示]

尾花:現在の日本のマーケティングオートメーション(MA)ツールやマーケティングテクノロジーの市場をどう見ていますか。

福田:私が2014年6月に日本法人の代表に就いてから、15カ月になります。2014年は「MA元年」といろんな方が言っていましたが、実はMAとはどういうものかが企業に浸透するにはもう少し時間がかかると思っていました。ところが、年末には導入が進んでいると実感するようになりました。

 先月、Marketoのユーザー会を開催しましたが、導入社数や活用のレベルが高まっていると実感できました。私たちが勉強になる面白い例も出てきました。

尾花:導入が進んできている背景には何があるのでしょう。

福田:一つは、ユーザー企業のビジネス上の課題が顕在化してきたことがあると思います。マーケティング担当者は、経営部門からの期待値が高い半面、日々の業務に追われています。Webサイトのトラフィック分析や、自社ターゲットのセグメンテーション、Eメールの配信といった作業をし、これらを結びつける作業に膨大な工数をかけています。そしてその投資対効果を社内に示さなくてはなりません。

 これまでは、BtoBでも顧客獲得までのプロセスが分断されており、数年にわたってこれらをどうやってつなげていくかが議論されてきました。MAなら課題を解決できると考えたユーザー企業が、関心を持っているのだと思います。

尾花:プロセスをつなぐ仕組みは、最近になって急に出てきたわけではありません。今、このタイミングで日本だけでなく全世界で「(MAで)プロセスをつながなくてはならない」という機運が高まってきた理由はどこにあるのでしょうか。

福田:マルケトの米国での創業は2007年で、当時ほかにもベンダーが導入社数を増やしていました。日本に限っていえば、Marketoをはじめ様々なMAツールが国内市場に入ってきて、企業が認知したことが大きいと思います。

 「課題は見えていたけれども解決策が見えていなかった。それが見つかった」というのが昨年の状況だと思います。

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。