最近社内で、ソーシャルリスニングが話題になることが少なくなった気がしませんか?SNS上の話題を分析して開発・販売のヒントを探るというアプローチについて、議論する機会が減ってきたと思いませんか?少し前まではマーケティング部門よりも、普段市場調査を重視しなかった部門が熱心だったはずなのに。

 ソーシャルリスニングの重要性がマーケティング部門の外へ広がり、集められた声を様々な部門が自分たちなりに解釈をした結果、「やはり役に立たないのかもしれない」という答えにたどり着いてしまった様子はありませんか。

 企業にとって、トラディショナルな販売戦略だけでなくマーケティングオートメーション(MA)ツールの導入を進めているBtoB領域で、顧客と自社の接点を作るシナリオの重要性がますます高まっています。本来なら顧客向けのシナリオで機能するはずのソーシャルリスニングが、どうして役に立たないという認識になってしまうのでしょうか。

 今回はソーシャルリスニングを顧客向けのシナリオ作成に正しく機能させる方法について解説していきます。

ソーシャルリスニングツールの落とし穴

 SNS上の膨大な会話から自社に関わりのあるキーワードを探し出すには、分析ツールの利用が不可欠です。ツールごとに特徴がありますが、分析できる項目としては下記のようなものが一般的です(ソーシャルリスニングが容易でツールも普及しているTwitter分析を前提とします)。

1. 属性分析

アカウントのプロフィール欄や、会話の内容、発信されたロケーションデータなどから性別・年齢・居住地・職業などを推測します

2. 話題量分析

時系列で設定したキーワードの出現“量”を把握します。量が増加したタイミングとマーケティング施策の効果についての因果関係を推測します

3. 拡散分析

キーワードを含む会話が発信・受信された拡散状況を把握します。多くのアカウントに伝播していく様子を把握することで、共有価値のある会話だったかを推測します

4. インフルエンサー分析

話題量や拡散の中心には影響力のある人物が介在することが多いのがSNSの特徴です。そういったインフルエンサー(SNSでの影響力ある人物)を特定し、どういった文脈での発言だったかを把握します。特に販促やPRで、彼らを味方に付けることは重要です

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。