スマートフォンが広く普及し、プライベートだけでなくビジネスシーンでも活用するケースが増えてきている。ビジネスで使うことを前提にしたとき、イマドキのスマートフォン事情を解説する。

 ビジネス利用といっても、大手企業だと情報システム部門などがスマートフォンの選定からキャリアとの交渉までを引き受けて、エンドユーザーは配られた端末を使うだけということも多い。

 一方、中小規模の企業や個人事業主などでは、ビジネス用のスマートフォンを「誰か」が用意してくれることは少なく、自前で端末や回線を用意し、ビジネスに活用できるアプリを探さなければならないこともある。費用は会社負担でも、管理やアプリの選定は個人に任されているケースも多いだろう。

 今回の特集では、スマートフォンのビジネス活用を自前で検討しなければならないビジネスパーソンや個人事業主を想定し、ビジネスで使うスマートフォンの選び方や活用の仕方を見ていきたい。

 特集の第1回では、まずビジネスでの利用を考えた時のスマートフォン端末の選択肢の広がりの状況を見ていこう。

選択肢が増えたOSの種類や回線契約の仕方

 スマートフォンの端末を選ぶとき、まず何を考えるだろうか。一般的には「iPhoneにするかAndroidにするか」「その上でどの機種を選ぶか」「どのキャリアと契約するか」といったところが悩みどころになる。要するに、スマートフォン端末のOS、機種、通信回線契約のそれぞれで選択を迫られるということだ。

 ビジネスで利用するスマートフォン端末の選択では、これらの選択肢が増えている。1つはOS。これまでならば、iPhoneが採用しているiOSかAndroidかの2択で悩めばよかったのだが、ビジネス向けではWindows 10 Mobileがもう1つの候補に名乗りを上げてきた。2015年末から多様な製品が登場してきたWindows 10 Mobile搭載スマートフォンは、ビジネス利用を視野に入れた製品が多い。パソコン用OSのWindows 10と同様の操作性で、データの連携が可能なためだ。

図1●ビジネスで利用できるスマートフォンは、OSのバリエーション増加、SIMロックフリー端末の提供拡大と、選択肢が広がってきている
(画像の出所:Apple Japan、KDDI、NTTドコモ、VAIO、ビッグローブ、マウスコンピューター)
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