スマートフォンをビジネスで使うとなると、プライベートで利用している以上に気にかけなければならないのが、安全・安心への対応だろう。個人のスマートフォンであっても、せっかく撮影した思い出の写真や、知人友人の連絡先などを一気に失ったらかなりつらい。

 しかしビジネス利用では、気持ちの問題では済まない。保存したデータを失うことで業務に支障が出ることもあるし、事と次第によっては情報の流出につながるリスクもある。安全確保は不可欠だ。

 IT部門が一括で導入する場合は、何らかの「モバイルデバイス管理(MDM)」を利用することが多いだろう。MDMには規模に寄らずに導入できる製品/サービスもあるが、すぐには導入できない場合、まずは基本の安心・安全対策を「知って」「実行」することが第一の守りになる。ここで掲げる基本は、ビジネス利用に限らないので、プライベートでスマホを使うときにも活用してほしい。

端末の紛失や盗難からスマホを守る

 プライベートで使っている携帯電話やスマートフォンであっても、出先の喫茶店などにちょっと置き忘れて焦って取りに戻った経験のある人もいるだろう。これがビジネスで使っているスマートフォンだったらと考えると、冷や汗が流れる。

 スマートフォンには、見当たらなくなった場合に現在の所在地を確認する機能や、遠隔操作で端末をロックするなどの機能がある。ビジネス利用では、「端末を探す」「遠隔操作」の機能をオンに設定して使うことが必須と言える。

 OSごとに、簡単に設定方法を確認していこう。

 まずはiPhoneが採用しているiOS。iOS端末には、アップルが提供するiCloudサービスの中に「iPhoneを探す」という機能が用意されている。これをオンにすればよい。具体的には、「設定」のメニューを開いて、「iCloud」をオンにして、その中に項目として示されている「iPhoneを探す」をオンにする。ここまでが準備だ。

図1●iPhoneの設定画面で、「iCloud」の中から「iPhoneを探す」をオンにする(画面はiOS 9.3.2での例)
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図2●パソコンなどのブラウザーでiCloudにアクセスし、こちらでも「iPhoneを探す」を選択すると現在位置が確認できる
[画像のクリックで拡大表示]

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