Webサーバーを公開した次のステップとして考えられるのが、Webアプリケーションで利用するデータを置くファイルサーバーの設置だろう。このファイルサーバーへは、インターネットから直接アクセスさせたくない。しかし一方で、データは最新の社内の状況を反映させたい。
そのためには、例えば公開サブネット▼にVPNの終端装置を置き、そこを介して非公開のサーバーに接続する。非公開のサーバーとはいえ、セキュリティパッチなどは適用するため、インターネットへはアクセスできるようにしたい。これを実現するため、ファイルサーバーにはプライベートIPアドレスだけを割り当てて、NAT経由でインターネットにアクセスさせる(図3-1)。こうしたネットワークをAWSとAzureで構成してみたい。
▼公開サブネット
インターネットからアクセスできるようにしたサブネット。
インターネットからアクセスできるようにしたサブネット。
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