世界6万2000社が利用するクラウドストレージの大手、米Box(ボックス)。企業向けに特化し、機能強化を図ってきた。創業者でCEO(最高経営責任者)のアーロン・レヴィ氏に、次の一手を聞いた。

クラウドストレージ米Box、次の一手
目次
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技術楽観主義がBoxを産んだ IT風雲児の頭の中
「テクノロジーがもたらす未来に期待している」。米Boxのアーロン・レヴィCEO(最高経営責任者)は、こう断言する。技術の可能性を信じて疑わない「楽観主義」は、シリコンバレーの起業家に共通するマインドだ。見通すのが難しい未来に対しても、シンプルなソフトを追求する姿勢をぶらさないと話す。
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「優れたソフトは裏方だ」、Box創業者が描く未来
企業向けクラウドストレージとしての地歩を築きつつある米Box(ボックス)。創業者のアーロン・レヴィCEO(最高経営責任者)は「企業向けソフトは人間の作業を邪魔することのない、裏方としての存在になる」と語る。理想像の実現に向けて、人工知能(AI)やセキュリティの研究開発に力を注ぐ。
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世界6万社以上が採用、BoxはITの理想郷を目指す
クラウドストレージ大手、米Box(ボックス)が勢いを増している。顧客数は6万2000社を突破。日本でも資生堂をはじめ大企業の導入事例が相次ぐ。同社を率いるアーロン・レヴィCEO(最高経営責任者)は、「シンプルなサービスを追求することで、顧客企業の支持を得られている」と自信を見せる。