当連載ではこれまで、「Instagramではビジュアル的な訴求が大切」だと繰り返し述べてきた。だから、商品・サービスの写真がそのままInstagramに投稿できる企業・ブランドは運用が容易なのだ。

 しかし実際は、商品・サービスのビジュアル要素が強い企業・ブランドのほうが少ないはずだ。では、ビジュアル的ではない企業・ブランドは、Instagramをどう運用すればいいのか。これは大きな課題と言えるだろう。

 非ビジュアル系企業・ブランドのInstagram運用のコツについて、実例から考えていきたい。今回は、大学・専門学校、ファストフード、クレジットカード会社を取り上げる。それ以外の企業・ブランドでも役に立つコツをご紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

大学・専門学校は学生・校内写真中心で

 「大学や専門学校はビジュアル的である」と考える人は多くはないだろう。しかし、大学や専門学校がInstagramアカウントを運営している例は、実は少なくない。Instagramが10~20代の若い女性を中心に人気が高いことを考えると、Instagramで認知度を高めたりイメージアップを図ったりすることは、長い目で見れば新入生獲得につながる可能性が高く、正しいマーケティング活動と言える。

 オックスフォード大学は、イギリスの名門大学で知られる。オックスフォード大学のInstagramはバランスよく、校内の印象的な美しい写真のほか、学べる学問、学ぶ学生や研究者の動画などを取り上げている(図1)。学問については画像だけでは分かりづらいので、画像の上に簡単な説明文字を載せたうえ、詳細な説明文が付いている。オックスフォード大学についての理解を深め、真にここで学びたい学生に向けて投稿していることが分かる。

図1●オックスフォード大学のInstagram
https://www.instagram.com/oxford_uni/
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 ケンブリッジ大学は、オックスフォードと並ぶイギリスの名門大学。ケンブリッジ大学のInstagramでは、ケンブリッジ大学校内の印象的で美しい写真を中心に投稿されている(図2)。その多くはユーザーが投稿した写真の再投稿だ。ケンブリッジ大学に行けばこのような環境の中で学問ができるという憧れを抱かせる効果につながっている。

図2●ケンブリッジ大学のInstagram
https://www.instagram.com/cambridgeuniversity/
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