会社でコンペについて喧嘩したために、社屋から追い出されたプロマネの宇佐木さんと、SEの虎岡さん。喫茶店でのコンペ反省会は、RFP、企画書と話が進み、プレゼンテーションの話になってきました。技術的な質問に答えるため、虎岡さんもプレゼンに同席することが多いのですが、色々と不満を抱えているようです。

宇佐木 やっぱり、ジョブズみたいなプレゼンをもっと勉強しなきゃダメかな。でも、ジェスチャーは恥ずかしいよね。僕もプレゼンの時は、とっておきのスーツを着ているんだけど。

SE虎岡 ウサさんは、それ以前の段階だよ。昨日みたいに座ってやるプレゼンの時、肘をついて話すのはマズイよ。

宇佐木 たしかに。なんかついちゃうんだよね。

SE虎岡 立って話す時もなんか、落ち着きがないし。ふらふらして見えるよ。

宇佐木 どう立って良いか分からないんだよ。立ち慣れてないから、モゾモゾする。話してる最中に、「あれ、足はこの向きでいいんだっけ?」って気になるし。

SE虎岡 そんなの、ビシっと立ってればいいんだよ!

宇佐木 そりゃ、トラちゃんは、そうかもしれないけど、僕みたいなメタボの人は、ダルっとするもんなんだよ。

SE虎岡 猫背だし、重心をしょっちゅう変えるし、キョロキョロ話すし、話し方はだるそうだし、レーザーポインターは暇そうにクルクルさせるし、印象良くないよ。一度動画に撮ってみるといいよ。

宇佐木 え、動画はいいよ。自分を見るのは恥ずかしい。

SE虎岡 客観性が必要だよ。じゃあ、俺に見せなくていいから、一度自分で見てみたらいい。

宇佐木 うーん。時間があったらね。

SE虎岡 社長に見てもらってもいいけど。

宇佐木 わかったよ!見てみるよ!

図22-1 フラフラキョロキョロとプレゼン
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 プレゼンの極意などと言うと、やれスティーブ・ジョブズだの、ジェスチャーだの、インパクトのある言葉だのといった大仰な話になりがちです。極意というくらいですから、間違っていないのかもしれません。しかしそれが「私たちプレゼン品質の向上」に役に立つかというのは、また別の話です。

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