日経コミュニケーションは2016年7月から8月にかけ、毎年恒例となっている「企業ネット/ICT利活用実態調査」を実施した(調査概要は記事末)。その結果、企業におけるスマートフォンの導入が堅調に伸びていることが分かった。

 スマートフォンの導入率は56.0%だった(図1)。2015年調査の46.4%から9.6ポイント上昇した。ただ、「導入の具体的な予定がある」(0.2%)や「導入を検討中」(10.3%)は1割強にとどまり、「導入しない」(28.4%)が3割弱を占める。潜在顧客に行き渡った感があり、今後は伸びが鈍化しそうである。

図1●スマートフォンの導入状況
「導入済み」の企業は2015年調査の46.4%から9.6ポイント上昇した。
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 スマートフォンの導入台数は平均で347台だった。2015年調査の337台から若干増えた。回答の分布を見ると、「10台以上、50台未満」が97件と多く、「100台以上、200台未満」が50件、「50台以上、100台未満」が49件と続く(図2)。同時に聞いた「追加導入の予定台数」も平均で165台という結果になったが、「10台以上、50台未満」(40件)や「10台未満」(37件)をはじめ、100台未満が全体の5割を占めた。一部の大規模導入が平均を押し上げている面がある。

図2●スマートフォンの導入台数と購入価格の分布
導入台数は200台未満が全体の73.4%を占める。一方、購入価格は0円(実質無料)が全体の45.0%を占めた。
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 スマートフォンの購入価格は平均で1万4687円。回答の分布を見ると、「0円(実質無料)」が144件(45.0%)と最も多く、導入率拡大の原動力になっている。一方、レンタルやリースで調達した場合の月額費用は平均で2791円だった。レンタルやリースも「0円(実質無料)」が53件(16.5%)と最も多く、「4001~5000円」が26件(8.1%)、「2001~3000円」が20件(6.2%)となっている。

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