EU(欧州連合)の一般データ保護規則(GDPR)が施行されて、約2カ月がたった。これに関連して、英ダイレクトマーケティング協会(DMA、米国のデータ&マーケティング協会とは別組織)がこんなレポートを公開した。

 「英国民の90%はGDPRの存在を認識しており、86%は『2018年3月から6月の間に企業やブランドからプライバシーポリシーの変更に関するメッセージを受け取った』と回答している」――。さらに72%は同じ期間に、「企業やブランドから、今後もメールなどの情報を配信することへの許可を求められた」という(編集部注:この部分の記述は、上記URLからダウンロードできるドキュメントに記載)。

 GDPRの施行によって、企業は対応を求められている。同レポートは、そういった状況の下で、「英国の消費者が企業やブランドからマーケティングメッセージを得るために最も良いと考えている手段はメールである」と指摘する。調査では73%がこう回答したという。

 メールに続く手段としては、(紙の)ダイレクトメールが40%で、ソーシャルメディアが22%だった。SMSのテキストメッセージは22%で、その次はオンライン広告で18%となっている。つまり“メールの一人勝ち”だ。

 マーケターもメールの効果に手応えを感じているようだ。英Adestra社が2018年6月に発表したレポートから、その様子が浮き彫りになっている(編集部注:レポートは個人情報の入力後に閲覧可能)。

 マーケターのうち、メールの効果を「非常に良い」もしくは「良い」と回答した割合は74%で、SEO(検索エンジン最適化)の70%やリスティング広告の62%を上回り、最も高い数字となっていたという。その一方で、オンライン広告は36%でソーシャルメディアは39%であった。これらの数字はメールの半分ほどでしかない。

 企業はメールの効果を評価しているが、その半面でやるべきことは残っているとAdestra社のレポートは指摘している。多くの企業では、メール配信に当たって「基本的なセグメンテーション」や「モバイルデバイスでの閲覧に対応する」程度のことしかしていないというのだ。

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