IDC Japanは2017年11月13日、国内デジタルマーケティング関連ソフトウエア市場を調査し、2016年の同市場の分析結果と市場動向を発表した。2016年の国内デジタルマーケティング関連ソフトウエア市場規模は、前年比8.1%増の593億7200万円、2016年~2021年の年間平均成長率(CAGR)は6.8%で推移し、2021年には824億4200万円になる。2017年以降の同市場は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の台頭や顧客情報の分析/マーケティング自動化需要などの要因によって、堅調に成長する。

ユーザー企業におけるマーケティングITの利用状況:SaaS
(出所:IDC Japan)
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 IDC Japanは、国内デジタルマーケティング関連ソフトウエア市場を、「顧客インタラクション管理」、「コンテンツ管理」、「コラボレーション/プロジェクト管理」、「アナリティクス/データ管理」の4つのテクノロジーに分類している。同市場の動向を調査するため、2017年9月に従業員100人以上の国内企業のマーケティング関連業務従事者、マーケティングIT管理者を対象とした「マーケティングITに関する企業ユーザー調査」を実施し、644社から有効回答を得た。

 本調査によると、マーケティングITは、パッケージ/SaaSともに、2016年から2017年にかけて利用率が7ポイント程度上昇しており、導入が進んでいる。

 一方で利用内容については、「全社レベルで利用している」とした回答者は、パッケージ利用で12.0%、SaaSでは10.2%に留まり、マーケティングITの活用が事業部門の中に閉じていることが判明した。「全社レベルで結果が経営会議に報告」されている企業はパッケージで3.3%、SaaSで9.9%であり、経営に対するマーケティングの可視化が不足しているのが現状である。

 機能面では、「モバイル/Web/ソーシャルへの広告配信」や「社内ソーシャル(との連携)」「セールス向けポータル」などの利用率が増加した。マーケティングITの課題としては、「費用対効果が不明確」、「他のCRMとの連携ができていない」などの回答率が高く、マーケティングITが単独で導入されている傾向がある。

 今回の発表は、IDC Japanが発行したレポート『2017年 国内デジタルマーケティング関連ソフトウエア市場動向』(JPJ41785217)で詳細を報告している。本レポートでは、国内デジタルマーケティング関連ソフトウエア市場分析、ユーザー企業動向などを示している。

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