ノークリサーチは2017年10月18日、調査レポート「2017年版中堅・中小企業のセキュリティ・運用管理・バックアップに関する利用実態と展望レポート」のサンプルおよびダイジェストの1つとして、PC/サーバーおよびスマートデバイスを対象としたバックアップ対策の実態について発表した。

PC/サーバーとスマートデバイスにおけるバックアップ対策の実施状況
(出所:ノークリサーチ)
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スマートデバイスのバックアップ対策(パッケージソフト/クラウドサービス)の実態
(出所:ノークリサーチ)
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 ポイントは3つある。(1)PCやサーバーと比較して、スマートデバイスにおけるバックアップ対策は、大幅に遅れている。(2)スマートデバイスのバックアップ対策は、クラウドサービス型が増えてきている。(3)バックアップ対策のニーズは、拠点のITインフラを統一管理しているか個別管理しているかで変わる。

 (1)では、バックアップ対策への取り組み度合いを、PC/サーバーとスマートデバイスで比較した。中堅・中小企業においてもスマートデバイス活用が徐々に進みつつあるが、「何も行っていない」の回答割合を見ると、スマートデバイス(43.2%)は、PC(11.5%)やサーバー(13.5%)と比べて大きく遅れている。

 (2)では、スマートデバイスのバックアップ対策として、パッケージ型のバックアップソフトを使うかクラウドサービスを使うかを調べた。PCの場合は「社内ネットワークを圧迫する」などの理由でクラウドを敬遠する面があったが、スマートデバイスは企クラウドサービスの利用が増えている。背景には、3G/4G回線を使っていることやオンラインストレージサービスの普及といった状況がある。

 例えば、10人以上20人未満の企業(42社)は、パッケージソフトが7.1%、クラウドサービスが9.5%である。一方、3000人以上5000人未満の企業(23社)は、パッケージソフトが21.7%、クラウドサービスが26.1%である。バックアップ対策の採用度合いは企業規模が大きくなるほど高くなるが、いずれの企業規模でもクラウドサービスが優勢という傾向がある。

 (3)では、バックアップソフトやバックアップサービスが今後備えるべきと考える機能や特徴として、「社内ネットワークに負荷をかけずにPC内のデータを保存できる」と「普段利用しないデータを自動で判断し、クラウドに保存できる」の2つを選択した企業を調べた。これによると、拠点数が少ないか多いかに関わらず、全拠点を統一的に管理しているケースの方が上記2項目を選択している率が高かった。

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