IDC Japanは2017年5月23日、日本国内におけるトラディショナルPC(デスクトップPC、ポータブルPC、ワークステーション)市場の出荷実績値を発表した。2017年第1四半期の出荷台数は、ビジネス市場が193万台、前年同期比6.3%増、家庭市場は120万台、同比6.4%増、計313万台、同比6.3%増となった。

2017年第1四半期の国内トラディショナルPCの出荷台数トップ5ベンダーシェア、対前年成長率(実績値)
(出所:IDC Japan)
[画像のクリックで拡大表示]

 今期は、ビジネス市場と家庭市場が揃ってプラス成長を達成した。ビジネス市場は2016年第2四半期から3四半期連続で2桁成長を示したが、これはマイクロソフトのポリシー変更による影響が大きかった。2017年第1四半期は、目立った特需のない状況で6%超の成長を達成しており、安定的な成長基調が見えてきたと言えるという。

 上位5社のベンダーシェアは、1位から順に、NECレノボグループ、富士通、日本HP(HP Inc.)、デル、東芝となった。2016年第4四半期は3位がデル、4位は日本HPだったが、2017年第1四半期は3位と4位が逆転した。

 NECレノボグループは、ビジネス市場で前年同期比1.0%増、家庭市場では同比3.1%減となり、全体では0.7%減となった。Lenovoブランドの好調をNECブランドの低迷が相殺する結果となった。

 富士通は、ビジネス市場で前年同期比3.0%減、家庭市場では同比9.6%増となり、全体では0.3%減となった。新モデルが富士通の家庭市場の好調をけん引した。

 日本HPは、ビジネス市場で前年同期比21.5%増、家庭市場は同比8.3%増、全体では19.6%増と、ビジネス市場、家庭市場とも勢いのある結果となった。ビジネス市場では従業員規模1000人未満のセグメントで好調だった。

 デルは、ビジネス市場で前年同期比24.7%増、家庭市場は同比38.6%増、全体では28.6%増となった。ビジネス市場、家庭市場とも伸びが顕著で、トップの成長率を達成した。ビジネス市場では従業員規模1000人未満のセグメントが好調だった。

 東芝は、ビジネス市場で前年同期比1.3%増、家庭市場では同比13.7%減、全体では5.7%減となった。