米Diodes(ダイオーズ)社は、電源電圧リップル除去比(PSRR)が75dB(1kHzにおける標準値)と高く、待機時消費電流が50μA(標準値)と少ないデュアル(2回路入り)構成のLDOレギュレーターIC「AP7345D」を発売した(ニュースリリース)。2回路どちらも最大出力電流は300mAである。単3形(AA)乾電池や、単4形(AAA)形乾電池などで駆動する電子機器に向ける。

電源電圧リップル除去比(PSRR)が75dBと高く、待機時消費電流が50μAと少ないデュアル構成のLDOレギュレーターIC
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 CMOSプロセスで製造した。入力電圧範囲は+1.7〜5.25V。出力電圧は固定で、2つの出力どちらも+1.2〜3.6Vの範囲でユーザーが製品購入時に指定できる。出力電圧の誤差は±1%。ドロップアウト電圧(入出力電圧差)は、出力電圧が+1.2Vより大きく+1.4V以下のときに0.39V(標準値)、+1.4Vより大きく+1.7V以下のときに0.35V(標準値)、+1.7Vより大きく+2.1V以下のときに0.30V、+2.1Vより大きく+2.5V以下のときに0.26V(標準値)、+2.5Vより大きく+3.0V以下のときに0.25V(標準値)、+3.0Vより大きく3.6V以下のときに0.22V(標準値)である(いずれも出力電流が300mAのとき)。入力電圧変動(ラインレギュレーション)特性は0.02%/V(標準値)。負荷変動(ロードレギュレーション)特性は15mV(標準値)。出力雑音電圧は60μVRMS(10Hz〜100kHzにおける標準値)である。

 2つの回路どちらにも、出力電圧をオン/オフ制御に向けて、入力電圧のイネーブル(EN)端子を用意した。「このEN端子を使うことで、より柔軟性が高い電源回路設計が可能になる」(同社)という。パッケージは、8端子X2-DFN1612。動作温度範囲は−40〜+85℃。価格は明らかにしていない。