オランダNexperia社は、車載用ディスクリート半導体の品質規格「AEC-Q101」に準拠したLEDドライバーICを2品種発売した(ニュースリリース)。2品種の内訳は、最大出力電圧が+16Vで最大出力電流が250mAの「NCR32xxシリーズ」と、最大出力電圧が+40Vで最大出力電流が150mAの「NCR42xxシリーズ」である。どちらのシリーズも、SOT457(SC-74)封止品と、SOT223(SC-73)封止品を用意した。SOT457封止品の最大出力電力は1250Wで、SOT223封止品は750mWである。

車載用ディスクリート半導体の品質規格「AEC-Q101」に準拠したLEDドライバーIC
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 特徴は、外付けの抵抗器を使わない場合は、10mAの出力電流において高精度かつ安定なLED駆動が実現できる点にある。外付けの抵抗器を使えば、NCR32xxシリーズでは最大250mA、NCR42xxシリーズでは最大150mAでの駆動が可能になる。同社によると、「使い勝手が高く、コスト効率が高いLEDドライバーICである」という。車載用のインテリア照明とエクステリア照明に向ける。具体的な応用先として、ドアハンドル用照明や、ダッシュボード用照明、ナンバープレート用照明、方向指示器、リアライトなどを挙げている。

 1個のnpnトランジスタと2個のダイオードによる定電流源を使ったLEDドライバーICである。最大出力電圧は+16V。出力電圧のオーバーヘッド(10mA出力時)は1.4V(標準値)と小さい。最大10kHzのデジタルPWM信号を入力することで調光が可能である。動作温度範囲は−55〜+150℃と広い。価格は明らかにしていない。