東芝デバイス&ストレージは、センサーレス制御が可能な車載用ブラシレス直流(BLDC)モーター向けプリドライバーIC「TB9062FNG」のサンプル出荷を開始した(ニュースリリース)。量産出荷は2019年12月に始める予定だ。Nチャネル型パワーMOSFETを2個外付けして使用する。高性能なマイコンやソフトウエアは不要である。PWM信号を入力するだけで、BLDCモーターを駆動/制御できる。車載用電動ウォーターポンプや、車載用電動オイルポンプ、車載用燃料ポンプ、車載用各種ファンなどに向ける。

センサーレス制御が可能な車載用ブラシレス直流(BLDC)モーター向けプリドライバーIC
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 駆動方式には、センサーレスの120度通電方式を採用する。電源電圧範囲は−6.5〜16.6V。過電圧検出や過熱検出、過電流検出といった異常検出機能を搭載した。さらに同社従来品にはなかった新機能として、バッテリー電圧に応じて出力のデューティー比を補正する起動時自動デューティー生成機能や、出力のデューティー比の急変を抑制して脱調を防止するソフト・スピード・チェンジ機能を追加した。このため安定したBLDCモーター制御が実現できるとしている。パッケージは、実装面積が7.8mm×7.6mmの24端子SSOP。動作温度範囲は−40〜+125℃と広いため、車載用途に向くとしている。価格は明らかにしていない。