米Efficient Power Conversion(EPC)社は、+100V耐圧のGaN(窒化ガリウム)トランジスタの品ぞろえを拡充した(ニュースリリース)。同社は「eGaN(Enhancement Mode GaN)パワーFET」と呼ぶ。今回追加したのは、オン抵抗が3.8mΩ(最大値)と小さい「EPC2053」である。これまで同社は、オン抵抗が7mΩ(最大値)の「EPC2045」、13.5mΩ(最大値)の「EPC2052」、25mΩ(最大値)の「EPC2051」を製品化してきた。今回発売した製品は、オン抵抗が最も低い製品になる。ただし、パッケージの実装面積は3.5mm×2mmで、EPC2045の2.5mm×1.5mm、EPC2052の1.5mm×1.5mm、EPC2051の0.85mm×1.3mmに比べると大きい。

+100V耐圧のGaNトランジスタの品ぞろえ拡充
[画像のクリックで拡大表示]

 +48V入力の降圧型DC-DCコンバーター回路に向ける。具体的な応用先には、サーバーや車載機器、USB Type-C対応機器、モーター制御機器、LED照明器具、LiDER、D級(クラスD)アンプなどを挙げている。

 連続時の最大ドレイン電流は48A、パルス時は246Aである。入力容量は1579pF(標準値)。帰還容量は10.4pF(標準値)。出力容量は642pF(標準値)。ゲート抵抗は0.6Ω(標準値)。全ゲート電荷量は12.0nC(標準値)である。28端子のチップ・スケール・パッケージに封止した。動作温度範囲は−40〜+150℃。2500個購入時の米国での参考単価は1.60米ドルである。

 このほか、評価ボードを2製品用意した。1つは、ハーフブリッジ構成の評価ボード「EPC9093」。ボードの面積は50.8mm×50.8mm。最大出力電流は20Aである。ゲートドライバーICには、台湾uPI Semiconductor社の「uP1966A」を採用した。米国での参考単価は118.75米ドル。もう1つは、+48V入力で+12V出力の降圧(バック)型DC-DCコンバーター評価ボード「EPC9138」である。最大出力電流は15A。スイッチング周波数は400kHzである。米国での参考単価は306.0米ドルである。