村田製作所は、FPGAへの電力供給に向けた4出力の降圧型DC-DCコンバーターモジュールを2製品発売した(ニュースリリース)。同社のPOL(Point Of Load)コンバーター製品ファミリーである「MonoBlock type POLシリーズ」に含まれるものだ。2製品は「MYMGC1R83BFPF2RV」と「MYMGC3R32EFPF2RV」で、非絶縁型である。特徴は3つある。1つめは、出力電圧の誤差が低いこと(出力電圧精度が高いこと)。2つめは、複雑な電圧シーケンスに対応する制御機能を搭載していること。3つめは、少ない外付けコンデンサーで高い負荷過渡応答特性が得られることだ。いずれもFPGA用POLコンバーターに必須の特性/機能だという。

FPGAへの電力供給に向けた4出力の降圧型DC-DCコンバーターモジュール
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 パッケージは表面実装型で、外形寸法は15.0mm×12.0mm×2.4mmである。同社独自のパッケージ技術を適用することで小型化したという。さらに4つの出力電圧を生成するDC-DCコンバーター回路を1パッケージに収めたため、FPGA用POLコンバーターの回路構成がシンプルになり、プリント基板上の実装面積を削減できるとしている。

 MYMGC1R83BFPF2RVの出力電圧は+0.85V、+0.85V、+1.2V、+1.8Vである。最大出力電流はそれぞれ、3.2A、0.5A、0.5A、1.5Aである。入力電圧範囲は+3.3〜5.5V。出力電圧の誤差は±1%。変換効率は全体で81%が得られるという。MYMGC3R32EFPF2RVの出力電圧は+1.2V、+1.8V、+3.3V、+2.5Vである。最大出力電流はそれぞれ、2.5A、1.0A、2.0A、1.5Aである。入力電圧範囲は+4.3〜5.5V。出力電圧の誤差は±1%。変換効率は全体で91%が得られるという。動作温度範囲は−40〜+85℃。2製品どちらも、すでにサンプル出荷を始めている。量産は2019年6月に始める予定。価格は明らかにしていない。

 このほか単出力の降圧型DC-DCコンバーターモジュール「MYMGC0R88RFLF2RV」も併せて発売した。非絶縁型で、出力電圧は+0.85Vである。最大出力電流は8.0A。入力電圧範囲は+3.3〜5.5V。出力電圧の誤差は±1%。変換効率は81%が得られるという。パッケージは表面実装型で、外形寸法は15.0mm×12.0mm×2.4mm。動作温度範囲は−40〜+85℃。すでにサンプル出荷を始めている。価格は明らかにしていない。