ロームは、車載ディスクリート半導体の信頼性規格「AEC-Q101」に準拠する、1200V耐圧IGBTの開発を発表した(ニュースリリース)。開発したのは「RGSシリーズ」の4製品で、2019年1月から100万個/月の体制で量産している。サンプル価格は750円から/個(税抜)。

今回の新製品。TO-247Kパッケージに封止する。ロームの写真
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 今回の新製品は、電動コンプレッサーのインバーター回路やPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒーターのスイッチ回路に最適だという。導通損失(VCEsat)を1.70V(Tj=+25℃時の標準値)と低く抑えたことで、アプリケーションの小型・高効率化に貢献できるとする。同社によれば、導通損失は他社同等品(1200V、40A品)と比べて約10~15%低減しており、業界トップクラスの低導通損失を達成したという。また、新製品の短絡耐量時間は10μs(Tj=+25℃時)を保証しており、車載機器に求められる高信頼性の担保に寄与するとしている。

新製品の特徴。ロームの図
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 量産中の4製品は、コレクター電流(25A/40A)と還流ダイオードの有無が異なる。コレクター電流が15Aの2製品(還流ダイオードの有無)を現在開発中である。既発売の耐圧650Vの製品と合わせると、RGSシリーズは全部で11製品になった。11製品いずれもパッケージはTO-247Kである。