米Alpha and Omega Semiconductor社は、USB3.2やThunderbolt3.0などの高速シリアルインターフェースに使える静電気放電(ESD)保護ダイオード「AOZ8661BDT-05」を発売した(ニュースリリース)。同社は、「TVS(Transient Voltage Suppressor)ダイオード」と呼ぶ。特徴は、端子間容量が0.15pF(標準値)と極めて小さいことだ。このため、高速シリアルインターフェースに適用しても、伝送信号の信号品質(シグナルインテグリティー)に悪影響を与えることなく、ESDによって発生した雑音成分だけをグラウンドに流し込める。スマートフォンや、ノートパソコン、携帯型電子機器などに向ける。

USB3.2やThunderbolt3.0などの高速シリアルインターフェースに使えるESD保護ダイオード。Alpha and Omega Semiconductorのイメージ
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 ダイオードを1個内蔵した1チャネル品である。ピークパルス電流は5A(パルス波形が8/20μsのとき)。ピーク逆動作電圧(VRWM)は+5V(最大値)。逆方向ブレークダウン電圧(VBR)は+10V(標準値)。逆方向漏れ電流は50nA(最大値)。クランプ電圧は、ピークパルス電流が5Aのときに+6.9V(標準値)。ダイナミック抵抗は0.4Ω(標準値)である。

 ESD耐圧は接触放電モデルで±10kV、気中放電モデルで±15kV、人体帯電モデル(HBM)で±8kVを確保した。パッケージは、実装面積が0.6mm×0.3mm小さい2端子DFN。このため、USB Type-Cコネクターに内蔵できる。動作温度範囲は−40〜+125℃。すでに量産を始めている。1000個購入時の米国での参考単価は0.09米ドルである。