米Diodes(ダイオーズ)社は、自動車の昼間点灯(DRL:Daytime Running Light)などに向けたダイオード「SBR10M100P5Q/SBR8M100P5Q」を発売した(ニュースリリース)。同社独自のダイオード技術「SBR(Super Barrier Rectifier)」で製造した。一般的なショットキー・バリアー・ダイオードはバイポーラー技術で作るが、SBR はMOS技術で同様な構造を作り込む。一般的なショットキー・バリアー・ダイオードと同様に順方向電圧VFを低く抑えられる。今回発売した2製品の順方向電圧はいずれも0.88V(最大値)と低い。このため昇降圧型DC-DCコンバーターの再循環ダイオードに適用すれば、変換効率を最大で5ポイント高められ、動作温度を5℃低減できるという。再循環ダイオードのほか、極性保護ダイオードやスイッチングダイオード、ブロッキングダイオードなどの用途に使える。

昼間点灯に向けた車載用ダイオード。ダイオーズのイメージ
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 車載用ディスクリート半導体の品質規格「AEC-Q101」に準拠する。SBR10M100P5Qのピーク繰り返し電圧VRRMは100V。順方向電流IFは10A(最大値)。逆方向電流は2μA(最大値)。接合容量は245pF(標準値)。スイッチング速度は18ns(標準値)。SBR8M100P5Qのピーク繰り返し電圧VRRMは100V。順方向電流IFは8A(最大値)。逆方向電流は2μA(最大値)。接合容量は245pF(標準値)。スイッチング速度は16ns(標準値)である。パッケージは、2つの製品どちらもPowerDI5。動作温度範囲は−55〜+175℃。価格は明らかにしていない。