トレックス・セミコンダクターは、最大1Aの出力電流に対応したプッシュボタン付き負荷スイッチIC「XC6193/XC6194シリーズ」を発売した(ニュースリリース)。システムがフリーズしたときにプッシュボタンを押すことで電源のシャットダウンが可能になる。さらに、電源オフ時の消費電流が1nA(標準値)と極めて少ないため、バッテリー駆動機器の出荷テスト後にプッシュボタンを押して電源ラインをシャットダウンにすることで、機器の長期保管時における消費電力を大幅に削減できる。ウエアラブル機器やカード型電子機器、ワイヤレスヘッドホン/イヤホン、IoT対応機器などに向ける。

最大1Aの出力電流に対応したプッシュボタン付き負荷スイッチIC。トレックス・セミコンダクターの写真
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 入力電圧範囲は+1.8〜6.0V。ターンオン遅延時間は、0.2s、1.0s、3.0s、5.0sの中から選択できる。ターンオフ遅延時間の選択肢は3.0s、5.0s、10.0s、15.0sである。最大出力電流は前述の通り1AだがXC6193シリーズには外付けpチャネル型MOSFETの駆動端子を設けたため、1Aを超える出力電流に対応できる。XC6194シリーズには、パワーグッド信号出力機能を搭載しており、電源の立ち上がりを監視できる。

 両シリーズどちらも、シャットダウン機能や突入電流防止ソフトスタート機能、出力短絡保護機能、低電圧ロックアウト(UVLO)機能、サーマルシャットダウン機能、出力コンデンサーのディスチャージ機能などを用意した。ターンオン時の消費電流は0.13μA(標準値)。パッケージは、外形寸法が2.0mm×2.0mm×0.33mmのUSP-8B06。動作温度範囲は−40〜+85℃。両シリーズどちらも、すでに量産を始めている。参考単価は100円(税別)である。